日刊せみなりーBLOG

年輪は…

更新日:2015/12/22

『むつみさん、お久しぶりです』
昨日、パソコンと格闘中に、

後ろから声をかけられた。
え?と振り返ると、

それは、ハンサムT君だった。

ハンサムT君は、
カッコマンH君と専門学校時代の同期で、

しばらく、
うちの会社で働いてくれたが、

その後、静内の実家に帰り、
再び、札幌に戻った時は、

モゴモゴN社長の紹介で、
K工務店に入社した建築士だ。

『わああ!久しぶり!
キャハ!ハンサムT君、

ただのおじさんT君になったね!』
と、失礼な第一声だったが、

『でも、今の方が、ずっといいわ』
と、これまた、本音を言った。

『そうすか、もう、おじさんですよ。
40ですから。』

そうだね、もう、大人だもんね。

うちで働いていた時は、
20代だった。

綺麗な彼女がいて、
その後、その彼女と結婚をした。

若い時は、
溶けかけたソフトクリームのような、

ハンサムさだったけれど、
今は、頼り甲斐のある男になっていた。

きっと、
いい仕事をしているのだろうな、

と、思った。
家庭を持ち、子供ができて、

良い仕事をしている男は、
顔に出る。

優しさは変わらないから、
家族にも部下にも頼られているのだろう。

『Mちゃんは、元気?
働いているの?』

美人妻のMちゃんの事を聞いた。
『はい、元気に働いています!』

良かった…

私は、長く生きるのって、
面白いと思う。

自分の人生だけでなく、
自分が関わり、大切に思う人たちの、

成長する姿を、
見る事が出来るから。

ハンサムT君は、
ハンサムおじさんT君になり、

K工務店を支える柱に育ったようだ。

うちの昔の若者たちは、
どうだろうか、

溶けたソフトクリームから、
引き締まった男に育っていて欲しいと、

思った。

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