2016年元旦、
明けましておめでとうございます！

札幌の朝は、薄雪、
午後からは少し晴れ間も見え、

雪かきはなし！
いい出だしだ。

『元旦から、
ごちゃごちゃ、言うなよ！』

が、
モゴモゴN社長こと夫の言葉、

さいだんすね、
と、口チャックをしつつ、

大晦日を思い出す。
昨年の大晦日、と言っても昨日だが。

結婚して、38年、
母ではなく、

自分で年越しそばの準備やら、
お雑煮の出汁を作り始めて、

20年以上たつが、

『やばい！M！K！
ちょっときて！』

と、
帰省中の長女と次女を流しに呼び、

『ねえ、ちょっと、味見してみて』
と、作った出汁を飲ませてみる。

『え？どうしたの？』
と、一口飲み、

『なんか、違う…』
そう、違うはず、

『だって、つゆの素と間違って、
ポン酢を入れちゃったのよ』

娘二人は顔を見合わせ、
『大丈夫、柚子入りのお汁みたいだよ』

と言ってくれたけれど、
『パパはこの味、ダメだよね。』

婿さんと、夫は、
無理そうだ。

がーん、、、
慌てて、調味料を確認しなかった私が悪い。

正月だからと、
高級ポン酢とつゆの素を買ったが、

その入れ物がそっくりだったのを、
忘れていた。

昆布と鶏肉とホタテで出汁を取り、
あとは、つゆの素入れるだけ♪

と、
流しの下から取り出して、

ドボドボ入れてから、
あ！と気が付いた。

あーなんてこと、
この思い込みと早とちり、

事仕舞いとしたいものだ。
『お母さん、疲れているんだよ。

大丈夫、私たちは、
このポン酢入りを食べるから。』

あーなんと、
優しい娘たちだろう、

かくして、
大晦日のそばつゆは、

男性陣は、普通のお味、
女性陣はポン酢入りとなった。

あーがっかりだわ。

来年こそは、
落ち着いて、一に確認、二に確認、

と、
心に誓った年越し蕎麦に、

相成った。

ポン酢入りそばを、
美味しいと言って食べてくれる娘たちや、

出汁が足りなくなって、
いまひとつのお味のそばを、

黙々食べてくれる夫や婿さんに、
家族の温かさを実感し、

やっぱり、
家族があっての幸せと、

目指す会社の有り様を、
思った元旦だ。