昨日は、
会社の新年会を、

我が家で行った。
久しぶりだった。

今回は、
親分肌のO顧問、穏やかO常務も参加し、

【昔よくあった社長宅の新年会】
の雰囲気になって、

私は、
副社長でも、むつみさんでもなく、

ただの奥さんになった。
あまり演じたことのない役柄なので、

大変だ。
でも、朝から買い出しをし、

時間を読みながら、
フル活動をするのは、

楽しかった。
参加した社員たちも、

最初はかしこまっていたが、
時間が経ち、

お酒が入ると、
笑い声が響き渡り、

補償について語るグループ、
恋愛について語るグループ、

そして、
ゲーム楽しむグループと、

人が入れ替わりながら、
宴会は、深夜まで続いた。

酔っ払ったラガーマンM君が、
『やっぱり、新年会はいい！』と、

なんども言った。

私は、
食べきれずに残ったすき焼きのお肉や、

マグロや鯛のお刺身が気になりつつ、
洗い物をしたり、

チョコを出したり、
『ビベロYちゃん、ミカンがベランダにあるよ！』

と言ったりしていたが、
みんなの明るい笑い声が、

嬉しかった。
確かに、これが新年会の、

良いところだなあ、
と、思った。

昔は、
上司の家でお年始は当たり前だったが、

お正月は、
家でゆっくりしたいとか、

気を使うのは面倒だとか、
いつの間にか、

上司の家で、
お酒を飲むことがなくなったが、

親分肌のO顧問が、
『一年に一回くらい、こんな日があってもいい』

と言った言葉が、
あたりなのかも知れない。

奥様を演じていたむつみさんも、
途中から、

みんなの仲間に加わったけれど、
どうも、奥様役と副社長役は、

同時には出来ないらしく、
珍しく、口が重かったけれど、

これもまた、
良いことだと思った。

一升瓶が二本あき、
ビール瓶も景気良く空になり、

ベランダにならんでいるのを見ながら、
来年も、うちで新年会を出来たらいいなあ、

と思った今朝だった。