日刊せみなりーBLOG

米国の素敵な方々は、

更新日:2016/01/15

本日、
円山にある米国領事館を訪ねた。

3月に、
女性経営者勉強会の講演を、

領事にお願いをしたので、
その打ち合わせをしに来たのだが、

お邪魔をするのは2回目なので、
入り口のセキュリティにも驚かず、

和やかに、入国が出来た。
本日は、領事とではなく、

秘書の方との打ち合わせなので、
気持ちも楽だった。

話も時々脱線したが
その中で、

その秘書の方が話していたことが、
印象的だった。

その秘書の方、Bさんは、
大阪弁の素敵な日本人女性なのだが、

なんでも、
ただいま、彼女が感動をしているのは、

新しく赴任してきた上司の事だった。
もちろん、アメリカ人。

元空軍のパイロットで、
今は外交官のその上司は、

何と言っても決断が早いそうだ。
確かに、空軍のパイロットが、

どうしようかな、
こうしようかな、あっちがいいかな、

と、判断に時間がかかるようではね。
と思ったが、

ただ、
決断が早いだけではないらしい。

8時間の勤務時間は、
トイレに行く時間も惜しむほど、

仕事に没頭し、
ザクザクと仕事を片付けているのに、

終業時間になると、
パッと仕事を切り上げて、

家族の元に帰ると言うのだ。
その切り替えが、見事なのだそうだ。

そして、『僕の人生は、家族とともにあるから』

と、仰っているらしい。

『決断が早くて、
仕事ができて、そして、家族を大切にする!』

憧れちゃうわ!
と、思っていたら、

3月の勉強会に、
その元空軍パイロットの上司さんも来てくださるそうで、

やった!と口から出そうになったが、
打ち合わせも終わり帰り際、

歴代の領事の写真の前で、
秘書のBさんが一人の女性領事を紹介して下さった。

『私は、
この方からも沢山の事を学びました。

3人のお子さんを育てながら、
領事の仕事をされていましたが、

ある日、
私が「自宅の換気扇の掃除をしないと」と、

言うと、
「ミセスB、それはダスキンに任せて、

貴女は、読書でも映画鑑賞でもして、
自分を磨く時間を作りなさい。」と、

言われたんです。
そんな事、日本では言われた事がなかったので、

本当に感動しました。
でも、その女性領事も、

色々家事はされているんですよ。
でも、そのバランスが素晴らしいのです。』

なるほど、
アメリカの外交官の方々は、

生きるバランス感覚が、
抜群なのだなあ、

と、
我が身や社員たちと比べ、

これは学ばなければ、
と、素直に思った。

その女性経営者の勉強会は、
3月4日、

現首席領事ジョエレン・ゴーグ氏を講師に、
札幌米国領事館公堂で行われる。

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