街で会議があり、
11丁目の地下鉄駅から、

地上に出たら、
そこは雪まつり会場だった。

そっかー
雪まつりだ。

寒いばかりで、
雪が少ない今年だけれど、

大通りには、
雪像が出来ていた。

本番は、
明日からだそうだが、

すでに、
観光客で溢れていた。

私は、札幌市民だが、
雪まつりに来なくなって、

はや、何年かしら。
と、思いつつ、

雪像の後ろ姿を眺めた。

子どもが小さい時は、
連れてきていたが、

今は、それもなく、
『混んでいるから、

雪まつりが終わってから街に出ようよ。』
てな、感じだ。

観光客の間を縫うように歩いていたら、
『寒い！』という声が聞こえてきた。

今日は、
暖かい日だが、本州のみなさんには、

寒いのね。
と、なんだか、ちょっと嬉しかった。

どうせ、冬に北海道を経験するなら、
それは、寒さと雪を感じて欲しい。

我が家では、
ベランダを冷蔵庫代わりにしていたら、

夕べはついに、
ビール瓶が凍ったわよ！

と、
教えたい衝動にかられた。

今年は、
真冬日が続いているが、

意外に、
ベランダ冷蔵庫でビールが凍らずにいたが、

昨夜は、
ガンガンに凍り、

溶かしながら飲んだビールは、
『まずいな』と、夫が飲まず、

私が飲んだ。
ビールが凍ると、

先に濃いビールが出て、
後半は水っぽいビールになるのだ。

夫は、『外は寒すぎるんだな』
と言って、ビール瓶のケースを、

使っていない子供部屋に入れた。

でも、今日の気温だったら、
ベランダで良かったのに…

そんな事を考えながら、
大通りを歩いたが、

あちらこちらに水たまりがあり、
ブーツが濡れそうだった。

暖かすぎる雪まつりは、
雪像が溶けて厄介だが、

雨が降らないだけいいか。

それにしても、
なんと多い観光客かしら。

雪まつりには、
あまり興味がない私だけれど、

たくさんの観光客には、
なんだか、興奮してくるから、

不思議だ。