日刊せみなりーBLOG

時代…

更新日:2016/02/07

女心と秋の空、
なんて言われるが、

コロコロ変わるのは、
冬の空も同じだ。

今朝は、
まん丸太陽が登り、

眩しくて、目をしばしばさせた。

午前中、
用事があって出かけた西区も、

晴天!
これは、良い日だぞ!

と、昼前、
地下鉄に乗って、大通りに出て、

地下と百貨店を行ったり来たりし、
三越の中にある宮越屋に入り、

窓際の席に座ったら、

ありゃああ、
空は曇り、雪が、

横に降っていた。
これは、寒い雪まつりだ。

今日は、この後、
4時過ぎから街で用事があるが、

時間つぶしに雪まつりを見よう!
とは、思わないのは年齢の所為だろうか。

で、ここ、宮越屋に入ったのだが、
広い窓ガラスが、

4丁目交差点側に開かれて、
横に降る雪も、

フードをすっぽり被って歩く観光客も、
チンチン電車も絵になって、

コーヒーを飲みながら、
眺めていて飽きない風景だ。

札幌に生まれて、60年。
南23条の官舎で育ったから、

小さい時から、
チンチン電車が、街に出る手段だった。

中学校は、北にある私立、
まだ、チンチン電車が、

北24条まで続いていたから、
その学校がある18条まで、

停留所は21あったっけ。
途中、街中を通るけれど、

降りて遊ぶと言う発想は全くなく、
高校と合わせて6年間通ったけれど、

17歳の時、
今、会社のある川沿に家が移った。

ちょうど、オリンピックがあり、
ちんちん電車は縮小され、

地下鉄が走った。
今度は、真駒内駅から18条まで、

地下鉄に乗った。
街中には、4プラ、パルコなどが、

次々出来て、
大通りは活気に満ちて、

札幌は、大都会!になった。

でも、今、
この宮越屋の窓から見る4丁目は、

少し、
寂しいような気がした。

元気が、
駅前に移動したのだろうか。

それとも、
強く降り出した雪で、

外が暗くなったせいかしら。

昔の雪まつりは、
まさに、お祭り騒ぎだったけれど、

今は、
それも、少し大人になったようで、

落ち着いている。
それとも、

この宮越屋に流れる音楽が、
私の心を鎮めるのかしら。

宮越屋の窓から外を見ていたら、
なんだか急に、

自分の60年が思い出された。

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