日刊せみなりーBLOG
幾つに見える?
更新日:2016/02/14
鏡で見る自分と、
他人が見ている自分と、
違う、
と言うのは、
わかっているが、、、、
昨夜、勉強会の後、
地下鉄ホームのベンチに座り、
iPadで、
娘たちから送られてきたLINEを、
見ていた。
可愛い孫たちが写っていた。
気がつくと、
隣に座った婦人が、
一緒にLINEを覗き込んでいた。
『あ、ごめんなさい。あんまり可愛いから。』
上品で優しそうな白髪混じりの、
婦人が言った。
『いえいえ、ありがとうございます。』
私が、答えると、
その婦人は、
『それにしても奥さん、偉いですね。
とても若そうには見えないのに、
機械を使いこなして。
機械を使えると、
いいですよね。』
と、言った。
ん?若そうには、見えない…
どういうことかしら?
と、一瞬考えたが、
『そうですね。便利ですよ。』
と言って、
地下鉄に乗った。
そして、考えた。
私は、一体、幾つに見えたのだろうか?
と。
そうだよね、
疲れているし、美容院にも行っていないし、
白髪だらけだし、
ああああああ、
きっと、
すんごく老けて見えるのね。
思わず、娘たちにLINEをした。
娘たちからは、
期待通りの慰めの言葉が来た。
娘はいいなあ。
でも、
正直な娘は、
『眉間にシワが寄っていたのかもしれないよ。』
と、言った。
眉間の皺は、遺伝である。
『眉間にアイロンをかけなくちゃあ』
鏡に向かうときは、
意識するから気が入るが、
地下鉄のベンチに座り、
可愛い孫の動画を見ている時は、
おばあちゃんの顔に、
なっていたのかしら、
と思いながらも、
幾つに見えたのかしら?
が、
気になって仕方がない私だ。