仕事でいわき市に滞在しているが、
そこで、素敵な方々にあった。

それは、同業者の方々。
ニッチな業種だが、

中々、
全国の同業者の皆さんと話をすることは、

私の立場では、ない。
仕事の話や家族の話、

年代も同じような方々が多く、
これも、また楽し、なのだ。

そして、その方々の中に、
『学生時代、ずいぶん、北海道を回りましたよ！』

と言う方が数名おられた。
中でも、旅行が大好きで、

今でも、
青春18切符で、

全国を回られていると言うMさんは、
北海道全域制覇だった。

『網走の流氷の上にも、乗りましたよ。
ミシミシ、って、音がするんですよ。』

あら、そうですか、
私は、流氷には乗ったことがないです。

『苫小牧もいい街ですよ。』
あら、シブいですね。

『札幌は、見るところがいっぱいあったな』
え？そうですか？

『登別温泉の第一滝本館は、
その当時、混浴でした。

でも、湯気がもうもうで、
見えませんでしたけれど。』

この話には、
別の方々も加わってきた。

大昔、このお宿が建て直される前、
巨大なお風呂は混浴だった。

入り口は別だけれど、
中は繋がっているから、

子どもは普通に行ったり来たりした。
このお風呂を体験されているとは、

珍しい。
北海道の話は、尽きなかった。

日本中、
どこに行ってもそうなのだけれど、

『北海道ですか！』と、驚かれ、
なんとなく、特別扱いされるのは、

ちょっと、嬉しい。

また、
様々な日本のお話も興味深かった。

『予定を決めずに、
ぶらりと降りて、知らない街を歩く、

楽しいですよ。』
と、Mさんは、

青春18切符の醍醐味を、
言っていたが、

そうおだなあ、
と、思った。

青春18切符、
年齢制限がないのだと、

知ったことも収穫だった。