ご縁があって、
アメリカ領事館でトール領事の、

ご講演をお聞きした。
トール領事は、

多分、40代前半？いや、30代？
と、思われる男性で、

優しく明るく、
そして、穏やかな印象の方だった。

お話は、
『補い合う役割の重要性』

・率直なフィードバックが出来る関係を作る。
・包括的なチームを作る。
・強みを生かす関係を作る。

について、
自らの経験を元に、話されたのだが、

何がびっくり！と言って、
常に、

相手に求めるのではなく、
自らが変わっていく姿勢が、

一貫しており、
そこに、周りに対する愛情が、

感じられることだ。
部下が失敗したことを

怒ったことは一度もないそうだ。

もう一つのびっくり！は、
話を聞く自分自身の心である。

もし、同じ内容で、
日本の男性が話したとしたら、

私の心に、
こんなにすんなりと、

話は入ってこなかったのではないか？
と、思った。

トール領事のお人柄は、
事前に伺っていたが、

一目お会いした時から、
その噂通りの方だと感じた。

声も大きくはなく、
優しかった。

謙虚な方だった。

お話の中で、
『男性女性を考える時、線を引いて考えない』

と言うのがあった。
『青と赤と考えず、

合わさって紫色になる。』
という考え方だった。

そこからこっちは、男性、
そこからあっちは、女性、

とは、
考えないという事だ。

面白い！と思った。
そして、

自分の中にその線は、
かなり太くあるような気がした。

私は、
トール領事の話を聴く前から、

アメリカ人で領事！
空軍パイロットで家族をこよなく愛する人、

と言う情報で、
自分の中にあるその【線】を、

消していたから、
領事の話が心に染み込んだのだと、

思った。

全ての事象は、
自分の心が決める事、

と、近頃はよく聞くが、
本当だ！と、実感した。

で、
心をまっさらにして、

線引きをやめようと、
今日は、夫と仲良くしている。

ふふ。