雪が、
あっという間に無くなっていく。

毎年、
こうだったのかしら？

と、思う。
温暖化が進んでいるのか、

それとも、
年齢の所為でそう思うのか。

先日、
モゴモゴN社長こと夫が、

寝言で、
『まだ、雪が降るってか！もういい！』

と叫んでいた。
冬の間、毎日、雪の積もり具合を気にし、

私の方が早起きだから、
『今日は、かなり積もっているよ』

と、夫を起こしていた。
何も社長が出て行かなくても、

と言うご意見もあるが、
気遣いU君や地味に明るいねあかのT君が、

朝早く出てきているのを、
黙っては見て入れないのだ。

因みに私は、
だあれもいない時のみ、

ネズミの通り道ほどの、
雪かきをするのみだ。

そんな、夢に出るほどの雪も、
春になったら消えていく。

数ヶ月の雪との戦いは、
終わったようだ。

さてさて、
今年も間違いなく冬は来るが、

それよりも、
芽吹く春が楽しみで、

ビールの美味しい夏が待ち遠しく、
できれば、秋は長いほうがいいなあ、

なんて思いながら、
ちょびっとだけ残っている会社の雪を、

ツンツンした。

さあ、今年の桜の満開はいつかしら。
なんだか、とてもわくわくする。

こんなに春に心が浮き立つのは、
雪が早く溶けたためか、

はたまた、
単なる歳のせいかしら、

と、思いながら、
会社の予定表を見ている。