日刊せみなりーBLOG

わかってはいるんだけれど…

更新日:2016/04/08

街で打ち合わせがあり、
三越の食品売り場を抜けたら、

豊頃町の【エゾシカ】フェスタが、
行われていた。

若いおしゃれなシェフが、
おしゃれなエゾシカハム?などを

売っていた。
ガラスケースに並ぶ商品には、

外国の空気が流れているようで、
わー!と、一瞬思ったが、

『エゾシカかああ』
と、今ひとつ、心が動かなかった。

エゾシカが増えすぎて、
その駆除が、

北海道の農業、林業には、
重要だとは知っている。

北海道が大好きで、
えいえいおう!の気分がいっぱいの私だが、

どうも、
エゾシカ料理には、

どうも、、、どうも、、、
なのだ。

根が、
食べず嫌いの所為もあるだろう。

仕事で全道を移動するから、
めんこいエゾシカを、

よく見かける所為も
あるだろう。

でもね、
わかっちゃいるのに、、、

若いシェフには申し訳なかったが、
見ないふりをしてしまった。

つくづく、
食べる習慣が無いものを、

普通に食べるようになるのは、
大変な事だと思った。

そう考えたら、
明治時代の人はすごい。

肉自体を食べる習慣が、
少なかったというのに

馬、牛、豚、
そして、北海道では羊まで、

日常的に食べるようになり、
100年のうちに、

魚を抜いてしまったのだから。

一体、
どうやって明治の皆さんは、

庶民に肉を食べる習慣を
つけたのだろうか。

それを研究したら、
もっと、シカ肉も、

売れるのではないかと、
思った。

もうすぐ、
現場が始まる。

再び、
プリウス、ハイエース、ライトエースが、

全道を走り回る。
きっと、『あ!エゾシカだ!』

と、
言う機会もあるだろう。

いつか、
カニを見たら、『美味しそう!』と、

思うように、

鹿を見たら、
『美味しそう』と、

思う時代が来るのだろうか。

今でも、
エゾシカ肉が好きだという皆さん、

是非、
豊頃の鹿肉製品をお買い求めください。

何事も、
率先する方が必要だ。

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