日刊せみなりーBLOG

この頭…

更新日:2016/04/21

いやはやのお話だが、

昔、自分がまだ若かった頃、
『それは、昔の基準ですよ。』

と、
先輩の技術者によく言っていた。

そして、
どうして年をとると、

記憶が昔に戻るのかしら?
と、偉そうに思ったものだが。

どうも、昔の記憶というのは、
視覚的な記憶もあるのだと、

自覚した。
それは、8日間の福島出張から帰った昨日の夕方だった。

『ただいま!』と、
会社の事務所の戸を開けた瞬間、

私は、多いに戸惑った。
あれ?事務所の雰囲気が違う。

が、すぐに気が付いた。
そうだ、3月末に模様替えをしたんだった。

なんという事か、
新しい事務所の配置の中で、

10日も仕事をしていたのに、
8日間福島に行っている間に、

記憶が3月に戻ったようだ。
あーやだ。

が、
素知らぬふりで、

自分の席に着き、
もう一度、周りを見回した。

そうだった。
私の隣はラガーマンM君になったんだった。

その前には、
新人Oさんが座り、

ラガーマンM君の後ろは、
気遣いU君だった。

ポカーン気味の私に、
ラガーマンM君が言った。

『むつみさん、
気遣いU君は腕を上げましたよ。

自分の目標通りに仕事を進めています。』

『それは、すごい!良かったね!』
と、私は答えながら、

ラガーマンM君と
気遣いU君の席の近さをもう一度見た。

新しい机の配置は、
真ん中の通路が少々狭いのが問題だったが、

聞いたり見たりの関係には、
ちょうど良かった。

仕事も順調に進んでいるようだった。

本日もみんな、
せっせとお仕事だが、

私は、
まるで席替え初日のように、

キョロキョロしながら、
仕事をした。

おかしいなあ、
何が違うのかしら。

事務所の中を
行ったり来たりしながら、

気が付いた。

確かに、昨日の夕方のあれ?は、
事務所の配置だったけれど、

今のあれ?は、違う。
8日間の間に、

若い社員たちが成長しているのだ。
若芽が育っている感じなのだ。

多分、モゴモゴN社長、
カッコマンH君、ホンワカH君と

私がいない間、
ラガーマンM君の指導のもと、

みんな、
一生懸命仕事をしたのだ。

今年度から、
時間目標も各自、組むようにしたが、

その意識が、
会社の空気を変えたのだと思った。

非日常の福島だったが、
会社の良い変化も見えて良かった!

が、
頭の中の事務所が、

3月のままって、
まったく、、、、、

次の福島行きは、
この模様替えにすっかり馴染んでから行こう、

と、思った次第だ。

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