家庭の固定電話は、
そのうち、

無くなるのだろうか。

うちの会社のお仕事は、
お客様であるお役所から、

入札で頂き、
落札後、打ち合わせをして、

調査に入るが、
対象となる土地建物などの所有者の皆さんに、

まずは、
ご挨拶の電話を入れるが、

これが中々、気を使う。
よし！かけよう！と、

気合がいる。
で、以前は、

教えて頂いた電話が、
携帯電話の番号だと、

緊張は加速し、
『ああ、っすみません、』と、

どもったりしたものだが、
近頃は、かなりの率で、

携帯電話になった。
もちろん、高齢の方々は、

固定電話で、
以前のように、『◯◯様のお宅ですか？』

と、お話をし、
多くの場合、奥様が電話口に出られて、

ご主人に替わる。
が、携帯電話だと、

直ぐに本人だ。
たまに、『今、運転中だから後で！』

と、言われるが、
携帯は基本、出られる時しか出ないから、

スムーズに行くことが多い。

気がつくと、
あんなに緊張した携帯電話なのに、

固定電話にかける方が、
緊張をするようになっていた。

我が家でも、
固定電話はほとんど使わず、

ネット環境の為だけに、
あるみたいなものだ。

休みの日に、
たまにかかってくる固定電話は、

セールスかアンケートなので、
要らないなあ、

なんて思っているが、
外す手間も面倒だし、

テレビの影に、
隠れるように固定電話は、

座っている。
そう言えば、

結婚して電話を引いた時、
加入権なるものが、

めちゃくちゃ高かったように思うが、
あれは、一体、なんだったのだろうか？

今に家庭の固定電話は、
なくなるかも知れない。

そして、
会社もメールが主になる時代が、

やってきそうだ。
あと、20年後、

80代の私は、
何を使って、通信しているのかしら。

時代の先端を、
使いこなせていたら、

嬉しいなあ。