日本中が喜んだ！と思う。
七飯町の男の子の救出…

あの事件があってから、
会社でも、親分肌のO顧問と、

『辛いね。』と、話していた。
何をしていても、

何処かで、
胸のつかえがあるようで、

雨が降り気温が下がるたびに、
ため息が漏れていた。

だから、
救出されたとテレビでみた時は、

涙が出るほど、
嬉しかった。

強運の子だから、
きっと、素敵な人生を歩むに違いない。

でも、報道で、
予想外と言う言葉を聞くたび、

子どもは、
大人の想像を超えることをするものなのに、

と、思っていた。
あれは、昔、看護婦になりたての頃だった。

私は、1年間だけ、
小児科病棟にいたことがあったが、

その時、
2人の子どもがたて続けに、

急患で運ばれてきた。
1人は、3歳の男の子で、

お父さんの角瓶(ウイスキー)
を半分近く飲み、

急性アルコール中毒だった。
もう1人は、2歳の男の子で、

玄関にあった灯油缶から、
あの灯油スポイトで灯油飲んだ。

重篤な肺炎になっていた。
二人とも、生死の間をさまよいながらも、

元気になった。
大人なら、絶対出来ないことを、

子どもはするのだと知った。

ついでに言うと、
うちの次女と三女は、

1歳と3歳の時、
2人でマンションの窓から、

ぶら下がって遊んでいた。
もちろん、外にである。

見つけた時は、
まさに、

心臓に冷水をかぶった感じだった。
今、2人は、小学校と中学校の教師になり、

常識的な話をしているが、
この事を思い出しては、

よく言うよ、
と、思っている。

子どもは、大人の想像を超える。

それにしても、
良かった！良かった！

今年、最悪だと思ったニュースは、
今年、最高のニュースになった。