日刊せみなりーBLOG
ビニールハウスの高級琵琶?
更新日:2016/06/06
先日、
三越に売っていた高級枇杷の話をブログに書いたが、
昨日の【鉄腕ダッシュ】で、
その高級枇杷を取り上げていてびっくりした。
もっとも、
千葉の道の駅で売っていた高級枇杷は、
9個で、4320円。
大きさも値段も、三越の約半分だった。
一緒に見ていた夫が、
『枇杷なんて、食ったことがないな。
うまいのか』と聞いた。
美味しいよ!
私は、大好き!
でも、高いし、熟していない枇杷は、
ちょっと渋いから。
と、答えた。
私が、枇杷の味をしめたのは、
父の東京土産だったと思う。
当社の創業者である父は、
北海道職員だった。
農政部と言うところにいたので、
当時の農林省によく出張をしていたが、
その農林省の地下に、
全国の美味しい農産物が売られていたらしく、
お土産に枇杷を買ってきてくれた。
枇杷は、種が馬鹿でかく、
食べるところが少ない果物だが、
程よい甘さが、大好きだった。
私は、中学一年の時病気になり、
入院をしたが、
その隔離された病室に、
『ほら、枇杷だぞ。』と言って、
持ってきてくれたのを、
今でも忘れない。
鉄腕ダッシュでは、
枇杷を薄切りにして焼き、
さかなバーグの上に置いていた。
『おしゃれな味!青山あたりで出てきそう』
と、
TOKIOの城島リーダーが言っていたけれど、
私の中では、
病室で皮を向きながらかぶりついた味である。
そのものが好きとか、
嫌いとかって、
もしかしたら、
思い出と重なっているのかも知れない。
父が買ってきてくれた枇杷を超える味は、
きっとないだろうな、
と思った。