日刊せみなりーBLOG
懐メロ?!
更新日:2016/06/18
大昔、
おばあちゃんが、
懐メロを見ながら歌っているのを、
ふうーん、と見ていたが、
まさか自分が、
フォークソングを懐メロとして口ずさむ日が、
来るなんて、
想像もしていなかったのに、
昨夜は、
夫と【懐かしのフォークソング】を、
ずーと見ていた。
『俺もあんな長髪だったな。』
『芳は、格好良かったよ。』
なんてアホな会話をしながら。
歌手の出身地別に南から北上しながら、
歌は流れたが、
こうやって聞くと、
『やっぱり、声って重要よね。』
と思った。
そして、
私たち夫婦が若かった頃流行っていたフォークは、
男性歌手の声は、
高く細く哀愁を帯びた声が、
多かった。
バスよりテノールだ。
かといって、
オペラ歌手のような強さはなく、
優しく悲しい。
あ、アリスはちょっと、違うかな。
小田和正なんてその代表選手で、
声がもう、武器だ。
『こいつの歌は、俺も好きだな。』
私も大好きよ。今度コンサートに行ってみようか。
でも、
チケットは中々取れないんですって。
なんて話しながら、
二人は鼻歌だ。
なるほどねえ、
と、歌を聞きながら思った。
今の若い人は、
男性ぽくないと言うけれど、
私たちが若い頃、
すでに、女性が好む男性は、
変わってきていたのだ。
きっと。
男性ムンムンより、
女性の気持ちを歌えるフォーク歌手が、
線の細い歌手が、人気だったのだ。
それにしても、
若い時の小田和正って、素敵!
『私、好みだわ』と、言ったが、
夫は全く、
私の言葉に反応はなし。
まあ、そうよね。
と、また、二人で鼻歌だ。
今、若い人たちが、
どんな歌を聞いているのかさえ知らないが、
その歌も必ず、懐メロになる。
もっとも、
その時、テレビで見ているのかは、
わからないが。
それにしても、
あれから数十年たった今、
未だ歌っている方々は声に衰えがなく、
人生を積んだ分、
深みが増しているようで、
やっぱり、現役って大事だな、
と思った。