お好きな方も、
おられるのだろうか？

何がって、
今の時期、ふわふわ飛んでいる

ポプラの綿毛だ。
今年は、よりいそう多い気がする。

口どころか、
鼻の穴からも入りそうだ。

今朝は、玄関から今日は！で、
ふわふわ飛び、磨いたばかりの夫の靴に、

ペタ。
あーじゃま！

と、
指でつまんでなげた。

あ、投げたとは北海道弁で、
捨てたということだ。

私は、このふわふわが、
ポプラの種を飛ばしているのだ、

という事を、
この業界に入って初めて知った。

何せ、
木の調査が仕事になるまで、

植物には全く興味がなかったから、
時期外れのたんぽぽか？

と思ったぐらいだ。
ポプラさんも種を遺そうと必死なのだろうが、

いやはや、だ。

そう言えば北海道には雪虫と言う
同じ厄介な動物？がいる。

ありゃ、虫って、
動物でしたっけ？

おかしいな、
生物だけは理科の中で得意と思っていたが、

覚えていない。
そう言えば、植物も生物だったわ。

あー全く、
一応、私学の中学校だったから、

この不勉強さを母が知ったら、
授業料が勿体無かったと、

思うに違いない。
しかし、

ポプラは、
あんなに、綿毛とともに種を飛ばしているのに、

そこいらじゅうに生えているかといえば、
そうでもない。

もしかして、
弱い樹木なのだろうか。

調査でも、
そんなに見かけない樹種だ。

だから、
種をいっぱい飛ばして、

数撃ちゃ当たる！方式なのかしら。

ポプラは、北海道を代表する樹種だ。
ちょこっと、綿毛は邪魔だけれど、

どうぞ、
子孫繁栄をして、

北海道の観光に一役かってちょうだいと、
口と鼻を手で塞ぎながら、

綿毛を目で追った。