日刊せみなりーBLOG

いつの間にか…

更新日:2016/08/01

毎日
できないながらも

パソコンの前に座り
わからないながらも

『サーバーそろそろ替えなきゃね』
なんて言っている私だが、

先日、私たちの生活って
思いの外、文明の利器に

頼っている事を知った。
それは、行きつけのクリーニング屋さんだ。

札幌市内に何店舗もあるそのお店には、
当たり前にレジスターがあり、

店員さんがパシャパシャ打つと
伝票がシャラシャラと出てくるが

そのレジが壊れたらしい。
『サーバーが暑さで壊れたらしく

変えたんですけど
上手くいかないらしくて』

と、
全て手作業になった店員さんは

汗だくだった。
ワイシャツ一枚から

伝票に書く。
それぞれの洗濯代は覚えていないから

いちいち確認だ。
全ての計算は電卓、

『何が大変って、
1日の〆が大変です。』

そうだろうなあ、
膨大な洗濯物の数とお金を合わせなくては

ならない。
『早く、レジが戻ればいいですね。』

と、
店員さんに言って店を出た。

私は、
サーバーの中が

どんな風になっているのか
知らない。

でも、
頭脳的役割だとはわかる。

もし、今、
会社のサーバーが突如壊れたら

どうなるだろうか。
二個のサーバーでバックアップを取っているが

サーバーを介しての仕事が多いから
社員は、図面も書けず

積算もできなくなるだろう。
でも、

と思った。
30年前、パソコンはあったけれど

そんなに普及していなかった時代
社員たちは、手書きで図面を書き

手書きで積算し
遅いコピー機でコピーをして

図面は手で折り
和文タイプライターで

表紙に業務名を入れた。
時間は今の何倍もかかったし

間違いも出やすかった。
クリーニング屋さんだって

みんな手書きで
だから、間違いも多かったが、

今は、打ち間違いを注意すれば
後は、スルスルと行く。

そして
それに、私たちは慣れてしまった。

私は、やばい!
うちのサーバーも暑さでやられる!

と、急に思い、
私の隠れ部屋にいるサーバーを

思った。
冷房が苦手の私は

冷房を入れておらず
我慢大会のようになっていた。

仕方ない。
背に腹は変えられない。

と、
クーラーのスイッチを

ポチッと押した。
すーと冷気が入って

サーバー君は
嬉しそうだった。

あー
いつの間にか

文明の利器に
支配されているような気がした。

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