日刊せみなりーBLOG

自由研究?!

更新日:2016/08/14

本日は、
孫の夏休み自由研究に付き合って、

札幌市アイヌ文化交流センターに
やってきた。

同じく、
小学生を連れた親や祖父母もいて、

誰しも似たような事を考えるらしい。

まずは、私もお勉強と
リーフレットを頂いたら、

その中に、

アイヌ民族の心を描く
アイヌ文様木彫り
直線と曲線が織りなす世界

と言うのがあった。

【直線は正しさ、
曲線は平和】

と、大きく書かれていた。

直線は心の正しさや正直さ、
曲線には平和や円満、

豊かさなどの意味が
含まれていると伝えられてきたそうだ。

もしかしたら、
学校で習ったのかもしれないが、

私には、新しい知識だった。
ふと、今度は学校で習った事を思い出した。

それは、
倭人がアイヌの人を

数で誤魔化したと言う話だ。
アイヌには、数という概念がなく、

10匹の鮭を数えるのに、
初め!中!終わり!を入れて、

数を増やしたと言う話だった。
子ども心に

なんだか、嫌な気がした。
アイヌにも色々な人がいるだろうから

全員が正直という事も
ないのだろうが、

少なくても
心の正しさ、正直さと平和、円満は、

アイヌの人たちにとって
大事な教えだったのだろうと、

思った。

それにしても
【チセ】と呼ばれるアイヌの家は、

極寒の地の住宅とは思えないほど
寒そうだったが、

もしかしたら、
板の家より茅の方が温かいのだろうか?

北の地の先住民の強さを
見た思いだった。

暫くすると
アイヌの物語を読んでいた孫たちが帰ってきた。

やっぱり家に驚いたようだ。

北海道に生まれて育った私だが
アイヌ文化には、疎い。

孫の自由研究で
学ばせて貰った夏休みだった。

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