我が身の姿は、
自分の思っている姿とは、

全く違うものだった…。

それは、昨日の事だ。
久しぶりに夫婦揃って休日だった。

だからと言って、
これという計画もなく、

でも、なんとなく、
全て一緒に行動。

娘に送る宅急便も、
軽い軽いものなのに、

二人で、
南郵便局までドライブをした。

車が、川沿を抜けて、
支笏湖に向かう、

石山の立体交差点に差し掛かった時、
反対車線を走っていた車が、

急にスピードを落とした。
あれ？と見ると、

歩道ギリギリに、
まるで、前の左タイヤに黒いモップをつけて、

掃除をしながら走っているように、
見えた。

なんじゃあ？！と、
ねえねえ、あの車の変だよ！

と、私。
何が、変なんだ！

と、夫。

だからさあ、
車で歩道を掃除しているみたいだよ！

と、私。

そんな車はないだろう！
あ、止まった。

パンクしたのかも、
知れない、、、、。と、夫。

この何気ないびっくりマークが
いっぱいついた会話を、

偶然、
うちの車の前を走っていた三女が、

見ていたらしい。
もちろん、途中で娘の車に気がつき、

私も夫も孫に手を振ったが、
問題は、娘が見た『面白い夫婦』だ。

娘は、最初自分の親達とは気がつかず、

『車の中で激論を交わしている夫婦』
に、見えて、

面白いご夫婦と思って、
よくよく見たら、

我が親たちだった。
という事らしい。

家族のLINEで、
早速姉たちに報告をしていた。

いやいやいや
激論なんて交わす内容じゃあないし、、

と、LINEで説明したが、
面白かったよお！と返事が返ってきた。

があああああああん

私たちって、
どうでもいい事も

激論風に話しているってこと？
おまけに、

前の車のバックミラー越しに
見てもわかるほど、

表情が豊か？

なんだか、
不安になった。

夫は、
会社ではモゴモゴN社長だ。

私とモゴモゴN社長の会話は
いつも、激論なのだろうか？

………………
と、チョピっと落ち込んだが、

まあいいか、
表情が豊かということにしておこう。

自分の顔はわからない。

激論風ではなく、
常に明るく笑っている表情筋を

鍛えようと思った次第だ。