日刊せみなりーBLOG

昭和の食堂!

更新日:2016/10/22

めちゃくちゃ久しぶりに
昭和の社員食堂に入った。

場所は、
札幌駅の北東、

協同組合札幌卸センターの中にある、
共同会館地下一階

セントラル食堂だ。

この卸センターは、
古〜い古〜いビルがいくつも並び、

ダテハキを始め
多くの企業が入っており、

共同会館には、
それらの企業が共同で使える会議室があり、

地下にこの社員食堂がある。
卸センターに入っている企業の社員数を合わせると、

かなりの数と思うので、
社員食堂も大きかった。

昔、私が看護婦だった頃、
まさに、昭和だけれど、

大きな職場には、
社員食堂があった。

私が勤めていた病院にも、
小さな社員食堂があったが、

定食しかメニューがなかったが、
それでもお弁当より安いし、

温かかったので、
よく利用していた。

でも、
うちの会社に入り、

当たり前に社員食堂はなく、
その存在は忘れていた。

昨日は、
その共同会館で会議があり、

初めて、
セントラル食堂と言う社員食堂に入り、

思い出した。
そうだ!昔の社員食堂は、

こんなんだった!
飾り気のないテーブルに椅子が並べられ、

厨房の中では、
10人前後の人たちが、

これ以上急げません!状態で働いていた。

食券を買い、
カウンターに並ぶ。

すごく待っているのに、
あっという間に自分の番になり、

お盆を持って空いている椅子を探す。
もちろん、激安だ。

味は普通だけれど、
温かく満足。

それぞれに、
一生懸命食べている。

なんだか、
懐かしい風景だった。

ただ一つ昔と違うのは、
お盆の昼ごはんをスマホで写している事

いやああ、
普通の定食だけど、、、

と、思ったが、
この昭和社員食堂の定食は、

珍しいのかも知れない。

懐かしさを感じながら
昼を済ませ、

コスパ的にも、
この食堂はありかも!

と思って、
ドアを開けたら、

張り紙が目に入った。

【3月21日をもって終了いたします。】
なんと、昨日が最終日だったのだ。

厨房で働く皆さんも
食べていた皆さんも

普通に働き
普通に食していた。

そうか、
昭和の社員食堂はなくなるんだ。

それを知らずに入ったけれど、
いい経験が出来たと思った。

あと、数年で、
卸センターそのものが

新しいビルになると聞いた。

札幌に残った数少ない昭和の顔、
駅の北東も都会になる日も近いようだ。

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