私の腹時計と言うか、

時間の感は、
中々のもので、

『何時になりましたかね』と現場で聞かれ、
『⚪️⚪️時くらいじゃない？』

と、答えると、
ほとんど合っていた。

が、

近頃、
お腹が空かないせいか、

その感がおかしい。

現場で、モゴモゴN社長が、
『そろそろ、休みを取ろう』

と言うので、時計を見たら、
10時半。

『ダメ！10時の休みは、

朝の6時から働いている人の休みだよ。
私たちは、9時から働いて居るのよ！』

と返したら、
『俺は、朝の7時15分から運転をしている！』

と、反撃され、
あ、私もトイレがしたくなったし、、、

と、相変わらずの自己中で、
『そしたら、コンビニのトイレに連れて行って。』

と頼み、
防寒着を脱いで、

よくよく時計を見たら、
11時半だった。

どうりで疲れるはずだわ。
と、モゴモゴN社長に言ったら、

何！時計を間違ったのか！
と、怒られた。

変だなあ。
私の感が一時間ずれた。

先週の金曜日、
やっぱり現場で、

キンコンカンの鐘の音。
あら、お昼の鐘？と思いつつも仕事をし、

ビベロYちゃんが、
『ちょっと、コンビニ』

と言うので、
時計を見たら、12時だった。

『さっきの鐘、なんのお知らせだったのかしら？』
と言いながら車に行ったら、

『やだあ、1時じゃない。』
1時間、間違った。

さっきの鐘は、
やっぱり昼の鐘だったのだ。

感はすっかり鈍っている。

『むつみさん、そうじゃなくて、
その時計、まずくないですか。』

と、ビベロYちゃん。
そうだわね。

いつもは、見間違えないのに。
おしゃれな、線だけの時計。

ついに、
どこが上だか、

わからなくなったか。

あれだけ確かだった腹時計も、
動かなくなり、

線だけの、
数字のない時計は、

見間違えるようになり、
あらあ、困ったわ。

だが、
今のところ、

待ち合わせ、約束の時間は、
間違わない。

変だわねえ、
で、気が付いた。

私、仕事が遅くなったから、
時計の進みも、

遅くなったのだ。

看護婦時代から培った体時計。
仕事の量とスピードを測ってきた体時計。

その時計が、遅れだしたらしい。

ちょっと、
現実に、ひるんだが、、

やっぱり、
1・2・3の数字の入った時計を買おう。

全ては、
時計の問題だと考えることに、

した。