朝、身支度を整えながら、
考えた。

痩せている人と
太っている人は、

どっちが得なのかしらと。

私は、痩せている。
そのせいか、超寒がりで、

今の時期の現場では、
着られるだけ着る。

下は、
下着の上に、

柔らかコルセット、
タイツ、毛糸のタイツ、

登山用厚手のズボン、
登山用モコモコズボン、

で、ドカジャンのズボン。

上は、
下着の上に、

冬用シャツ、
登山用モコモコタートルネック、

登山用モコモコ上着、
で、ドカジャンのジャンバー。

である。
だから、着るだけで時間をとり、

『お前、まだか』状態だ。
太っている人は、

暑がりだから、
調査をしている間に、

『だめだ、暑い。
汗をかいたら冷える。』

と言って、
ドカジャンを脱ぎ、

ついでにシャツを
脱ぐ始末だ。

つくづく、
いいなああと思う。

でも、
食事時間になると、

痩せていて、
良かった！と、密かに思う。

だって、
太っている方たちの食費って、

わおう！とおもうから。

なんてくだらない事を思いつつ、
本日も寒い現場に向かっている。

雪が少し溶けたので、
現場はやりやすくなった。

根雪になる前に、
現場をできるだけ進める。

雪との競争は
北海道の宿命だ。