日刊せみなりーBLOG

再会!

更新日:2017/01/09

その昔、
ハリマオウN社長が常務だった頃、

うちの会社で、
アルバイトをしていた北大生がいた。

そのうちの二人と、
昨夜久しぶりにあった。

一人は、
カリスマ建築士として活躍中。

一人は、
某大手ハウスメーカーの研究員として活躍中だ。

この二人は、
本州出身だが北海道を好いてくれて、

一度、本州で働いたのち、
札幌に戻ってきたのだ。

特に、
某ハウスメーカー研究員をしている彼は、

スノーボードをこよなく愛し、
国際スキー場の近くに、

温泉付きマンションまで買っていた。

久しぶりに話す二人は、
基本的には学生時代のままであり、

探究心が旺盛で
創造性にたけていた。

話は仕事から
まちづくりまで及び、

話は、ニセコから、
『最高の雪質』に変わった。

某ハウスメーカー研究員の彼は言った。

『最高の雪質は、国際スキー場ですよ。
みんな、知らないだけです。

でも、僕はそれを広めたくない。
待たずに、最高のスキー場で滑れるのに、

あそこが混むなんて、
耐えられない。』

彼は、続けた。
『定山渓は、いいところです。

もっともっと、人を呼べます。
ぼくは、定山渓の川の上流に良い所を見つけました。

あそこを堰き止めると、
夏場は、とても良い自然のプールになります。』

え?でも、北海道の人は川では泳がないよ。

彼は言った。
『だから、いいんですよ。

絶対、流行ります。
でも、そうしたら、

僕だけの楽しみがなくなるので、
やっぱり、今のままがいいです。』

某ハウスメーカー研究員は、
よほど定山渓を愛しているらしい。

昨日の話の中心は、
カリスマ建築士からの相談事だったが、

内容は、
地域起こしだったので、

すっかり、
定山渓起こしになっていた。

気がつくと、
4時間半たっていた。

本州から北大に入り、
縁あって、当社でバイトし、

『なんてったって、食わしてもらえたのがいい。』
と言う理由で、

長らく関わった学生たちだった。
それから、20年以上もたち、

酒を酌み交わし、
北海道のまちづくりを語り合う。

飽きない時間だった。

『ところで、
セミナリーって、何年経つんですか?』

え?うちは、今年で丸39年だよ。

『すごいですね。』
二人は、同時に言った。

ハリマオウN社長は、
『そうだな。』と言って笑った。

そして、
『お前らが学生の頃、

卒業したら、
うちの会社に来て欲しいと思ったが、

来てくれなくて寂しかった。
でも、お前たちには夢があったんだな。

今、それが実現している。』
と、言った。

本当にそうだと思う。
卒業から20年経ち、

『大人になった彼らと語り合えて、
楽しい時間だった』

と、
帰りのタクシーで、

ハリマオウN社長は言ったが、
社員とはまた違う縁は、

きっと何処かで花開くような気もした。
今年は、再会の年でもあるようだ。

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