朝、
ビールの空き瓶を、

ベランダに置いてあるビールケースに
戻したら、

ぎゃっ！

数本のビールが凍って、
溢れ出た泡が、

栓の周りで凍っていた。

我が家は、数年前から、
缶ビールを瓶ビールにかえた。

夫の理由は、
美味しくて、一本の量が丁度いいから。

私の理由は、
経済的だから。だ。

だが、
20本いりの赤いビールケースは、

かなり存在感があり、
そして、全くお洒落ではない。

仕方がないので、
空いている娘たちの部屋に入れているが、

缶ビールの時代から、
天然冷蔵庫があるではないか！

と、
冬になるとベランダに出していたので、

ビールケースも出してみることに、
したのだった。

もちろん、保護はする。

1番は、
ダンボールをビールケースに乗せること。

これだけで、
本当に凍らなかったのだ。

でも、近頃は、
最高気温がマイナスだし、

最低気温もかなり低いので、
心配になり、

お正月休みで溜まったダンボールで、
囲むようにしていたのだが。

あー失敗。

でも、
ビールケースを移動する力はないので、

一番凍っている瓶を冷蔵庫に移し、
から瓶をケースの四方に、

入っている瓶を中央に入れた。
まあ、昼間はこれで持つだろう。

私は、
冬はなるべくビールを、

飲まないようにしているけれど、
本当は大好きなので、

瓶が壊れて、
ビールが飲めなくならずに、

本当に良かった。
と、思った。

ちなみに、
婿さんたちには、

『じじんちのベランダ冷蔵庫』と呼ばれており、
お正月は、

瓶クラシックのみならず、
エビスに黒生の缶ビールのダンボールが、

口を家に向かって開けられて、
積まれていた。

毎回、
ベランダを開けると寒いので、

二重窓の間に、
ずらりとビールを並べ、

ついでに、
孫のジュースも並べ、

『ベランダの冷蔵庫から、
ジュースを出して飲みなさい。』

と、孫に言っていた。
その残りが、

まだ、
二重窓の間にあった。

ベランダ冷蔵庫は、
『北海道らしいでしょ！

凍ったら、
もっと北海道らしいでしょ！』

と思うので、
やめられないでいる。

昨日は、大寒。
あと2ヶ月で、春が来る。

ベランダ冷蔵庫も、終了だ。