日刊せみなりーBLOG

脇役で!

更新日:2017/02/10

小樽でガラス工房を主宰する青年に、
『地元の人に、

もっと小樽ガラスを使ってもらいたい!』
と言われた。

【KIM GLASS DESIGN】
と言う名前も洒落た工房の、

その素敵な32歳の青年は、

『小樽ガラスが高すぎるから、
小樽の人や道民が買わないのでは。』

と言っていたが、
私はガラス製品が、

北海道の生活に、
根付いていないからだと、

思う。
では、どうする?

は、
『それはあなたが考えるのよ。』

と、
おばさん的高飛車で言ったけれど、

根がお節介だから、
私も、

ずーーーーーと、
考えた。

で、ふと、
思ったのだが、

昔の日本人は、
コーヒーを飲む習慣が、

ほとんどなかったのに、
ネスカフェと言う、

インスタントコーヒーが出現し、
アレヨアレヨと言う間に、

日本茶より
コーヒー!

の時代になって、
今や、日本茶関連業界は、

特に、
【お茶っ葉を入れて飲む】に関わる業界は、

大変な事になっている。
では、なんで、

あんなにネスカフェが、
浸透したのだろうか。

ネスカフェの宣伝効果もあるけれど、
私は、

『クリープが現れたから』だと思うのだ。

あの素晴らしいCMで、
クリープを手にすることになり、

苦いコーヒーを
飲むようになったのではないかと、

私は思う。
コーヒーの脇役のおかげで、

主役が広まったのでは、
ないだろうか。

昔は、
ほとんどの人が、

コーヒーにクリープと砂糖を入れていたが、
今時、

会社のお客様につけたクリープと
砂糖を、コーヒーに入れる方は稀で、

結局、
賞味期限切れで捨てるクリープも、

あるくらいだ。

小樽ガラスに限らず、

道内ワインも、
山わさび商品も、

紫蘇ジュースも
白樺エキスも、

先ずは、
地元の人と道民が、

我先にと買うようにならないと、
全国的なヒットにはなっていかないと、

思うのだが、
それには、やっぱり、

仕掛けが必要だろう。
ネスカフェを飲ますためのクリープ、

のような何かが。

さてさて、
北海道を愛してやまない私、

小樽を愛してやまない私、
愛だけは、

いっぱいあるけれど、
アイディアには、

乏しい頭脳。
皆様、何かないでしょうかね。

脇役の力で、
主役を大衆的スターに、

押し上げるようなもの。。。。

ところで、
クリープのあの宣伝、

なんていう文句でしたっけ。
喉元まで出かかっているのに、

あの有名な宣伝文句が
浮かばない。

うーーーーん。

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