日刊せみなりーBLOG

鹿児島で。。。

更新日:2017/02/17

昨日から、
鹿児島に来ている。

経営の勉強会に出席するためだ。
中小企業家同友会という組織で

なんとも真面目な会なので、
二日間、ズーーーと勉強。

昨日は、
『労働環境の改善を経営指針に位置付けて』

と言うテーマで勉強をした。
目からウロコの事ばかりで、

自分がいかに気がついていないか、
が、わかったが、

この勉強会の面白いところは、
必ず、グループ討議があることで、

全く知らない全国の方々と
討議をする。

で、
昨日のグループの中に、

鹿児島のスナックのママさんがいた。
まだ若い方で、

お母様がずいぶん前に開いたお店で、
現在は、その娘さんがママ、

お母さんも働き、
他に6名の女性たちがいるそうだ。

『他に勤めていたんですが、
母に言われて継ぎました』

との事。

この分科会は、
就業規則の事、

経営指針の事など話し合うが、
彼女は真剣に、

スナック経営を考えていた。

『スナックに、
就業規則があるところなんて

聞いたことがないけれど、
あったほうがいいと思うし、

でも、
働く人のほうが、

そんなものいらない、
と言う人もいて。。。』

と、真剣だ。

労働環境の整備は、
就業規則ばかりではないが、

働いている人を、
《女の子》と呼ぶ特殊な業界で、

働きがいがあって、
ずーっと働ける職場にしたいと、

彼女は言い、
『お給料と言うか、

お手当を支払う時に、
小さな手紙を入れています。

ありがとう、って書いて。』
いるそうだ。

完全歩合制で、
女の子同士も敵対しやすく、

職場の一体感を生みにくい業界だが、
もし、経営指針を作り、

就業規則ができて、
働く人たちを守るスナックになったら、

きっと、
お客さんも安心して、

飲めるのではないかしら、
と思った。

どんな業界でも、
社員が自分の将来を考えられる職場は、

安心して働ける職場は、
必ずお客様に、

安心感を持って頂けると思うのだ。

グループ討議が終わり、
彼女と別れる時、

『日本初の、
経営指針と就業規則があるスナック、

作ってね!』
と言ったら、

美しい着物姿の彼女は、
『はい!頑張ります!』

と笑った。

さてさて、
学んだからには実行せねば、

は、私の事だ。
まだまだ、

やれていないことが、
いっぱいあると言うことは、

伸び代がいっぱいあるという事だ。
と、

維新の土地、鹿児島で、
エネルギーを、

西郷さんに頂いた思いだった。

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