日刊せみなりーBLOG

この吹雪・・・・

更新日:2017/02/21

『雪かき、どうしますかね』
気遣いU君が言った。

夕べから、吹雪が続き荒れ模様だ。
朝一度、除雪をしたけれど、

また積もりだしていた。

夕べからのこの雪は、
久しぶりに、

北海道の地吹雪だった。
あの北の国からで、

純や蛍が、
横殴りの吹雪の中を

顔を下に向け、
体を横にしながら歩く姿があったが、

あれは富良野だけのものではなく、
北海道の冬の姿、そのものだった。

私が子どもの頃は、
冬になるとそういう吹雪がしょっちゅうあって、

小学校の帰り道、
下を向いて歩くから、

家を通り過ごすこともあった。

近頃は温暖化なのか、
そんな吹雪は希だが、

夕べからの吹雪は、
昔を思い出すような吹雪だった。

本日は、
一病息災の受診日だったので、

近くの循環器科内科に歩いて行ったが、
いやはや、

雪の下は、ツルツルの氷、
その上に雪が積もり、

その雪が風で飛ばされて、
波打っている。

雪は上から降らず、
下から顔をたたく感じだ。

滑らないように、
顔を横下に向け、

一歩一歩
確認しながら歩く。

病院に着いたときには、
すっかり肩が張っていた。

看護婦さんが、
『酷い日ですね』と言ったが、

その天気のおかげか、
病院はめちゃくちゃ空いていて、

すぐに呼ばれ
あっという間に終わった。

受診は、
悪天候の日に限るかも知れない。

受診後
再びちょこまか歩きで会社に戻った。

この種の吹雪は、
時折、止まる。

あら、収まったのかしら?
と思うと、

再び、降り始めるのだ。

病院の看護婦さんが、
『この間、暖かくなったから、

余計、寒く感じるのかも知れないですね。
もう春が来る!って、勘違いしちゃって』

と言っていたけれど、
その通りだ。

まだ、2月だもの。

とはわかっていても、
春を待つ身は、

ついつい、夢を見る。

雪はだいぶ収まったようだ。
江別に住む気遣いU君に聞いた。

『江別は、こんなに降っていた?』
『いいえ、これほどまでは降っていません』

ならば、春の雪ね。
冬の初めと春先が南区は雪が多く降る。

春は、
春はすぐそこまで

来ているようだ。

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