日刊せみなりーBLOG

新口座?!

更新日:2017/03/21

本日、
新しい銀行との取引が

始まった。
とても有名な銀行で、

え?口座ないの?
と、思われるほど

道民には馴染みの銀行だが、
39年前、

当社を起業した私の父が
口座を開こうと思い、

その銀行に向かったところ、
『腹が立って!二度と付き合わん!』

と、父が怒り、
それ以来、

お付き合いのない銀行だった。

当社はその後、

札幌信用金庫さんをメインバンクに
営業を続け、

今に至っていて、
特に新しく銀行と、

取引をする事もないのだけれど、
こう言うのも、縁があるようで、

トントン拍子に
お付き合いが決まった。

吉ごとは、
午前中が良いような気がして

朝から契約をし
口座を開く事にした。

当社の応接間に
支店長と担当者に来て頂き、

無事、事は終了した。
なあんとなく、

父があの世から、
来たような気がした。

『まあ、いいか。
ずいぶん時がたったから、

良いとしよう。』
そう言って、

私たちを、
見ていたような気がする。

39年前、
銀行マンに父がなんと言われたかは、

その銀行の名誉に関わるので言わない。
もっとも、

正確にはその銀行は
すでにないが。

起業するとは大変な事だ。
父は、道庁の職員だったが、

早期退職をしての起業だった。
公務員からの起業だから、

色々思いもあったと思う。
頭も、

下げ慣れていなかったろうから、
銀行での新規口座開口は、

大変だったろう。
それでも堅実だったから、

大投資もせず、
家の中に事務所机を置いて、

地道な経営をして
銀行からは強い支持を得ていた。

しばらくして、
家の事務所では手狭になり、

今の社屋を木造で建て
少し借金をしたが、

それも苦になり、
早く返したいと言っていた。

バブルの時も
決して不動産に手を出さず、

おかげで大やけどをしなかった。

その後、
色々な銀行が営業に来てくださり、

札信さん以外にも口座ができたが、
『あそことだけは、取引するな!』

の父の言葉を守って、
今日まで来たが、

会社も来期は40期に入る。
そろそろ、

いいんじゃないの?
お父さん。

の気持ちで、
契約書に捺印するハリマオウN社長を、

見ていた。
来期は、

色々な意味で
新鮮な一年になりそうだ。

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