日刊せみなりーBLOG

日刊せみなりー番外編②

更新日:2017/03/25

むつみさん、入院3日目。
今日は土曜日、

ハリマオウN社長コト夫と、
三女に孫一人と、

92歳の母が、
病院に顔を見せてくれた。

母は、
半年ぶりの美容院のお陰で、

明るく元気そうだった。
母は、私に、

『何があるかわからないわね。』
と言った。

そして、
『ちゃんと食べていなかったんじゃないの。』

と、続けて笑った。
いつもは、

私が言ってる言葉である。
立場が逆転した。

62歳の娘がベット上安静で、
92歳の母が、見舞っている。

私の病室が8階のため、
高所恐怖症の母は、

『外を見られないわ!』
と言ってまた笑った。

夫と娘も一緒に笑った。
同じ病室には、

母より若い方たちが、
骨折で入院されているから、

私たち家族の光景は、
ちょっと変かもしれないが、

ベットに横たわっているのが私で、
良かったのかも知れない。

しばらくして、
娘は母を送ると言って帰って行った。

孫やひ孫と帰る母は、
嬉しそうだった。

私は、、
残ってくれたハリマオウN社長と、

社長と副社長の打ち合わせを
あーだのこーだの、

ひーだのえーだの、
とした。

年度末の緊急入院で
まさに、なんの準備もないため、

あーだのこーだのは、
際限なく出てくる。

『これは税理士の先生に頼んだけど。。』
『座れるようになったら、

あれとこれは、病院でするね。』
など、色気のない話だ。

が、
やっぱり、

夫のことが気にかかる。
私は、

栄養バランスの良い食事を、
頂いているが、

夫は、
何を食べているのだろうか。

午前中、夫から、
『炊飯器の米、炊いていいか』

とLINEがあった。
緊急入院した日、

夜用に研いでいたお米だ。
多分、大丈夫!と返した。

雪も降って、
寒さがぶり返しているから大丈夫と、

いつもの大雑把な私。
夫に、『お昼、どうしたの』

と聞いたら、
『米炊いて、目玉焼きを作った』

と言った。
三女が母を美容院に連れて行ってくれたので、

夫は孫を預かり、
お昼は二人分だった。

じじの目玉焼き、
美味しかった。

と孫は言っていたが、
それは、

バターで作った目玉焼きだった。
私が入院中の夫の食生活が、

思いやられる。

夫は、
打ち合わせが終わると帰って行った。

明日も来てね。
と言ったら、

少しだけ笑った顔が
お疲れさんだった。

ごめんね。
早くよくなるように、

頑張るからね。
と、

久しぶりに
恋愛気分で手を振った。

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