日刊せみなりーBLOG

日刊セミナリー番外編③

更新日:2017/03/26

むつみさん入院記、
4日目。

ベット上全面介助状態の
4日目の朝、

目覚めは、

真っ青な空と
雪が残る藻岩山の景色から、

始まった。
やっぱり、藻岩山はいいなあ。

昨日までの部屋からは、
手稲山が見え、

それはそれで素敵だったが
子供の頃から見慣れた藻岩山は

気分が落ち着く。
仕事の事は多いに気になるが、

年度末で私が照査役の仕事は、
全て終了していたのが、

救い。
あとは、社員のみんなに迷惑がかかるのを、

最小限にせねば。
と、思いながら、

藻岩山を見ている。
毎日、セコセコ生きているから、

こんなにゆっくり藻岩山を眺めるのも、
久しぶりだ。

私の病室からは
市民スキー場の兎平が真正面にあり、

昨夜は、9時15分まで、
ナイターの光が煌々としていた。

まだ、滑る人がいるのかしら。
なんて思いながら目を閉じたが、

中々眠りにはつけなかった。
部屋が変わったせいなのか、

はたまた、
二日間寝続けたためか、

わからないけれど、
その寝られない頭でふと、

考えた。
どうして病院は、

9時就寝なのかしら。
私は昔、看護婦を15年ほどしていたが、

そのずーーーーーーーーーと前から、
病院は9時就寝だと思う。

50年前、
斗南病院に入院した時も

そうだった。
今までその意味について

考えた事はなかったけれど、
眠れない頭に、

以前聞いたお話が浮かんだ。
それは、

陶先生と言う、
東洋医学の先生からお聞きした、

人の自然サイクルのお話だった。
人間も自然界の一員で、

宇宙の中の一つなので、
体の中にはそのサイクルが、

埋め込まれていて、
それによると、

就寝時間は9時なのだと言う。
その話を聞いていたのは、

女性経営者が20名ほどだったが、
全員が無理!と笑った。

それはそうだろう。
第一、

そのお話が終了したのも9時だった。
それが現代なのだ。

因みに、
起床は5時前後、

5ー7が排泄時間。
12頃が消化時間。

その後は、
吸収時間になるから、

消化能力は昼が一番らしい。

多分、昔の病院は、
その人間サイクルを学んでいたから、

就寝は9時にしたのだろう。
入院生活は、

薬の治療の為だけにあらず。
体を、人間本来の姿に戻して、

自然治癒力を高めることにあると、
昨晩気が付いた。

看護学校を卒業して40年、
ずいぶん遅い気づきだが、

さーて、
気が付いたのだから

養生に精進しようと
思った次第。

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