日刊せみなりーBLOG

日刊セミナリー番外希望編

更新日:2017/04/06

人間には、
無駄な時間も経験もないのだと言うが。。。

魔が差して、
20キロのポリタンクを、

胸まで持ち上げ、
背骨がボキッと音を立て、

胸椎圧迫骨折で
ベット上人間になった時、

はて、
この痛みと運動制限に、

なんの意味があるのだろうかと、
思った私。

年度末、年度始めで、
【期限を守って届けを提出ください。】

の、仕事を、
慣れないハリマオウN社長に託し、

病院で書類を作り、
はて、

これになんの意味があるのかしら?
と、思った私。

でも、
心配した仕事は、

全て事なく進み、
私のリハビリも、

『若いから、驚異的!』
『目標がはっきりしていると、

治りが早い!』
とおだてられ、

ついでに、
『退院に向けて、外泊の練習をしましょう!』

と言う、
びっくりするような治療方針と、

看護方針、リハビリ方針に、
なぜか、

私は治る!
と、確信し、

すると、
昨日までの、

こんなに痛くて、
退院できるのかしら。。。。

と言う気弱さは吹っ飛び、
帰るためには!?

ベットの柵に、
つかまって起きるのはやめよう!

歩行器は、離そう!
配膳下膳に挑戦しよう!

ベットに休む時間を減らそう!
と、気持ちは前向き、

心は軽やか
希望はピンク!

で、
痛みに立ち向かう笑顔が出るから、

不思議。
病気は気から。

は、本当らしい。

いつもはゆっくり見ない夕陽に感動し、
院内のコンビニで、

『オレンジページはA3サイズと
A5サイズがあるの!』

と、
新発見にウキウキし、

久しぶりに買った、
雑誌クロワッサンの中に、

『リハビリは、本当はリアビリ、
可能性と言う意味だから。』

と言う言葉を見つけ、
そうだった、

だから、
リハビリの先生たちは、

明るいのだと、
看護婦時代を思い出した。

私が、
看護婦になった40年前くらいから、

リハビリテーションの概念が普及した。
残された機能を最大限に引き出し、

未来に向けて生きる力を
引き出す医療だ。

そうだった。
その概念に、

若い私は感動した。
頑張ろう!と、

看護に燃えた。
あの時の感動を、

40年ぶりで
思い出した。

人間には、
無限大の可能性がある。

自分を含めた全ての人間の可能性を信じて、
精一杯挑戦する。

あー思い出した。
40年前の、

リハビリテーションの概念を学んだ感動を。

人生で起きる全ては
意味があるものか。

寝たきりからの痛みとの闘いも、
意味があることだったと、

心から思える朝が来た。
きゃっほ!

今日は、晴れ、
気温は、春の予想である。

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