日刊せみなりーBLOG

寅さん再開!

更新日:2017/04/30

『土曜の夜は、寅さんで!』
が、復活した。

おおおおお
嬉しい♪

と、
毎週

当たり前にスイッチON!
昨夜は、

久しぶりに泊まった5番孫も
一緒に見た。

マドンナは
長山藍子。

この回は、
私は初めて見た気がする。

いやああああ
古い。

50年近く前の話だから、

いやああああ
俳優が若い。

そして、
北海道、小樽も出た。

あーなんと言う、
懐かしい街並み。

今も、
小樽にこの雰囲気はあるが、

当たり前だけど、
ぜーんぶ、

50年前だから、
本物だ。

うわああ
いいなああ

で、
蒸気機関車が

これまた
普通に走っていて、

映画のセリフから、
蒸気機関車からディーゼルに

移行する時期のようだ。
もちろん、【国鉄】である。

4歳の5番孫が
急いでおもちゃ箱の、

【汽車】を持ってきて、
『これと同じだ!』

と、
目をまん丸にして、

叫んだ。
舞台になったのは、

小樽機関区か。
銀山駅も出てきて、

これでもか!
と言うくらいD51が並んでいた。

煙を吐く機関車に
『本当に、こうだったよね。

トンネルに入ったら、
窓を締めないと大変だった。』

と、
夫と笑ったが、

画面に映る情景は、
大昔のようで、

自分が生きていたとは思えないが、
『私、多分高校生だわ』

だった。
ありゃあ。

寅さんが、
機関車を追っかけて

小樽から銀山駅までタクシーを飛ばし、
2600円だったから、

高度経済成長の
本当に真ん前だったのだろう。

『額に汗して働くことは
尊いことなのよ』

と言う、
さくらの言葉に、

蒸気機関車の運転手を、
思い浮かべる辺りも、

なんだか
いいなあ。

と、思う。

東京の葛飾柴又の団子屋さんや
舞台となった浦安の豆腐屋さんにも、

当たり前のようにクーラーはなく、
みんな、汗を吹き出しながら、

暑い夏を過ごしていた。
団子は、素手で作り、

豆腐屋は
ピーヒャラ笛を吹きながら、

自転車で豆腐を売っていた。

遠い遠い大昔のようだけれど、
たった50年前の出来事だ。

寅さんを、
シリーズで見るのは2回目だが、

これを見ていると
日本の昭和の歴史がわかると思った。

住宅の様式も
形も、

暮らし方も
生き方も、

たった50年で
様変わりだ。

日本って、
駆け足で豊かになったのだなあ、

と思った。

小樽の街には、
今もこの50年前の面影が

色濃く残り、
それを求めて、

若者たちが
やってきているけれど、

寅さんをもう一度ぜーんぶ見たら、
その求めているものが、

わかるのかも知れないなあ、
と、

まだ活気が溢れる
暴れん坊の寅さんを見た。

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