日刊せみなりーBLOG

機械が喋る?!

更新日:2017/05/01

会社の事務室にも、
空気清浄機がきた。

労働環境改善の取り組みの中で、
『空気清浄加湿機が欲しい!』

と言う声が上がり、
ならば、買いましょう!

となったのだが、
これが、喋る。

別にしゃべる機械を、
買おうと思ったのではないが、

喋る。

『お部屋の空気が汚れています。』
『綺麗にしますね!』
『綺麗になりました!』

『加湿器の水がありません。』
『お水を入れてくれて、ありがとうございます!』

と、言う。
おおおおお

と、
初めはびっくりしたが、

今は微笑む程度になった。
今時の電化製品は、

話すのが当たり前なのだろうか。
娘が買った洗濯機も、

『お洗濯、ご苦労様でした!』
とか、

夜に洗濯をすると、
『遅くに洗濯、お疲れ様です!』

とか、
言うそうだ。

昔、
お話をする人形が出て、

こんなのが売れるのかしら?
と思ったが、

これが高齢者に好評で、
かなり売れている。

うーん
そうなのね。

時代は、
ロボットの時代になり、

色んなお仕事が、
ロボットに変わるそうだが、

唯一、
人間にしかできない仕事が、

感情を伴う仕事だそうだが、
この喋る空気清浄機を聞いていると、

はて、
いつかは、

それもロボットに変わるのかしら?
なんて、

思う。

鉄腕アトムの最後は、
地球の人類を救うために、

自ら犠牲になることを決め、
宇宙の彼方に消えていく。

そして、
最後は、

脳であるコンピューターが、
宇宙にぽっかり浮いている。

と言うところで、
終わるのだ。

子ども心に、
アトムの命との引き換えの正義感に、

涙したのを覚えているが、
やっぱり、

最終的には、
人間みたいな感情が欲しい!

のだから、
人間がうまく表現が出来れば良いのか?

とここまで書いて、
気が付いた。

『空気が汚れてきたから、
窓を開けるね!』

『空気が乾いてきたから、
加湿器をオンにする?』

ありがとう!
と、口にすればいいのか、

あら、
そういう事か。

私はかなりのおしゃべりで、
あーだのコーダの言う方だけど、

気が付いたら、
会社の中で、

声を出すことが
減ったようにも思う。

え?減っていない?
そうか、私が話すぎるからか。

まあ、
空気清浄機の気遣いは受けつつ、

人の生の声かけも、
やっぱりあったほうがいいなあ。

と、
連休の真ん中で、

社員がほとんどいない事務室で
空気清浄機の声に、

少し癒されている私だ。

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