今朝方、
学生時代に好きだった人の、

夢を見た。
それも、

【今、出会う！】
おおおおおお、

夢ながらに、
胸がドキドキ高鳴った。

本当に、
その人かしら？

違う人かしら？
なんて、

夢の中で思っていて、
『背が高いんですけど、、』

と、夢の中で、
確認したりした。

で、
本人と逢う寸前で目が覚めた。

なんであんな夢を見たのかしら。
その人を思い出したのも、

何十年ぶりだ。
変だわ。

と、朝、
夫の顔を伺う。

夫は、
なんの夢を見たのかは知らないが、

大体が仕事の夢らしくて、
寝言で夫の苦労がしのばれるが、

朝聞いても、
覚えていないらしい。

夫婦も40年近く一緒にいると
時として、

以心伝心と思う事もあるが、
夫は、

『俺はない。』そうだ。

まあ、夫は、
鈍感ですから。

もっとも、
私は、ハリマオウN社長こと夫の、

その鈍感さが好きだ。
と言うか、

以前友人に、
『芳さんの鈍感さで、

むつみは救われているね。』
と言われたことがあった。

え？なにそれ？
と友人に聞くと、

『だいたいさあ、
むつみみたく、

あっちが悪くなり、
こっちが悪くなり、

痛いだの、
具合が悪いだの、

寝込むだの、
色々あったら、

大体の男がなんか言い出すし、
こうしろ、あーしろ、

と、
うるさいもんだよ。

かおるさん、
何にも言わないじゃん。

感謝しなよ。』
と、

友人は言った。
その時は、

えーそうかな。
私に興味がないだけじゃない？

と思ったが、
その後も、

一病息災ばかりして、
おまけに、

あれもする！
これもする！

と役を引き受けすぎ、
『だめだわ、動けない。。。』

と、ダウンし、

『ごめん、夕食、
生協のお弁当でいい？』

なんてやっても、
文句も言わず、

なのだからして、
鈍感力を越えた包容力と、

尊敬するが、
私の方は、

夫に対し、
あれも足りない！

これもして欲しいと、
足を知らず、

よくもまあ、
と、

たまに反省はしている。
何もない夫婦はないけれど、

どうにか
ここまでやってこれたのは、

夫の鈍感力のおかげかな。
なんて思った。

なのに、
なんで学生時代に好きだった人を、

思い出したのかしら？
と、

我が心を真剣に考えたら、

なーんだ。
昨夜見たテレビが、

『学生時代の思い出の人は、
今如何に！』

だったじゃないか。
あー単純。

で、
夫は、

今日も一生懸命、
社長業に励んでいる。

もちろん、
夢の事は内緒である。