日刊せみなりーBLOG

ご存知でしたか?

更新日:2017/05/15

私は、
小樽の街が好きだ。

小樽の、
古い趣ある建物を活用して、

まちづくりの、
お手伝いができればいいなあ、

と、
NPO法人を立ち上げるくらい好きだが、

その愛は、
『私、一時も離れたくないわ!』

と言う愛より、
『お互い、好きなことをしましょう』

的な、
大人の愛だと思っている。

あーわかりにくいか。

でも、
愛は深いので、

小樽を粗末に扱われると、
ちょっと、そこのあんた!

みたいに腹が立ち、
反対に、

小樽の真髄を大切にされると
心から、嬉しくて涙が出る。

が、
本日は、

その心から感激している団体の紹介だ。
その名も、

【ニトリ小樽芸術村】
かなり有名だから、

ご存知の方も多いだろうが、

『地域に貢献するとは、
こういうやり方をゆうのよ!』

と、
教科書に載せたいくらいだ。

あの家具のニトリさんだが、

旧三井銀行小樽支店
旧北海道拓殖銀行小樽支店
旧荒田商会
旧高橋倉庫

の四つの歴史的建造物を使って
複合的な芸術空間を作っている。

全面オープンは9月だが、
それに先駆け、

今年の1月から、
旧三井銀行小樽支店研究会を立ち上げ、

小樽の古い建物や
小樽そのものをこよなく愛する方々を対象に、

その旧三井銀行小樽支店で
毎月、講演会を行い、

旧三井銀行小樽支店内も

見学可能だ。

そんなに
大掛かりな宣伝をしていないが、

小樽を愛してやまない方々の
情報察知能力は極めて高く、

私の仲間たちも
参加している。

私は、
と言うと、

いくら大人の愛でも、
太刀打ちできないトップ女優が、

恋敵になった気がして、
あ、そうなの、ニトリがね。。。

と、
研究会に参加していなかったのだが、

先日、
その内容を知って、

あーなんと了見の狭い私だったか。
失敗した!

と、
後悔したほど、

その研究会の講演は、

小樽を愛する人たちの事を
よく理解された内容だった。

小樽の歴史的建造物のお話はもとより
その小樽の歴史と日本経済学、

金融学、都市学など、
これまた、

小樽を愛する講師陣が、
旧三井銀行小樽支店で語るのだ。

そして、
その講演の組み立ての深さを感じたのは、

来月の講師が、
あの【薮半】の小川原社長で、

内容が、
【小樽運河保存運動と現在】

だと知ったからだ。
小樽の今は、

運河保存運動無くしては語れないことを
私はこの5年間、

小樽に通ってよくわかった。
でも、

中々、泥臭い分野だ。

そこを
避けなかったニトリ芸術村に、

私は
本物を見た思いだった。

小樽の歴史や
その歴史から今の小樽を見る、

学ぶ、研究する視点を持って
4つもの歴史的建造物を買い、

美術品、工芸品を展示する、
ニトリ小樽芸術村。

大企業の地域貢献は
こうあって欲しいと

心から思う。

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