日刊せみなりーBLOG

留萌考察?

更新日:2017/05/25

留萌市内のお仕事を頂けて
ふと

『留萌はなんの街ですか?』
と、穏やかO常務に聞いた。

穏やかO常務は
留萌管内の出身だ。

ちなみに、
シャイなO専務も

留萌管内出身だ。
私は仕事で何度か留萌市に行っているが

実は、
なんの街かよくわからなかったのだ。

穏やかO常務曰く
『何の街って、役所の街』だそうだ。

一瞬、?がついたが
あ、そうか、

倶知安と一緒だな。
と思った。

倶知安はもちろん農業もあれば、
温泉もあるけれど、

倶知安町としての一番の役割は
管内の様々な行政などに関わるお役所がある事。

よく考えたら
留萌市には、

総合振興局、開発局、
税務署、法務局支所、そして、

自衛隊駐屯所もある。
まさに

お役所の街だった。
てっきり、

漁業の町だと思っていたので
目から鱗だった。

北海道の主要都市には
それぞれ、

お役所がもちろんあるけれど
人口に締める割合が

留萌市や倶知安町は
高いのだと思う。

その分
人口が減っていっても

街としては安定しているのかも
知れない。

仕事で全道を回るので、
羅臼に行くと、

おおおおおおおおお
漁業の街だ!

と興奮する。
なぜ、

羅臼を出したのかといえば
大好きだからだ。

これぞ、
漁業の町!

そう、
街でなくて、

町!
あの狭さ、

あの空気、
あの景色、

いいんだよなあ。
あの町は、

絶対無くしたくない保存地区。

富良野は
十勝岳連峰をのぞむ農業の町。

私の中では
南富良野も中富良野も

上富良野も、
みんな富良野。

ここも好き。
そうだ、

留萌管内に戻ると
増毛があった。

もちろん、
ここも漁業なのだろうが

私の中では
日本酒の町。

国稀酒造で日本酒を飲み
甘エビを頂く。

あーーーー
美味しい!

そうそう、
留萌館内は

夕日の街が連なる。
日本海に沈む夕日は、

なんだか
涙が出るほどに

美しい。
街の風景ともあって

心が澄んでいくようだ。
それぞれの街に

残したい顔がある。

と、
書いていて気がついた。

それぞれの街が
自分らしく地域をつくるために

役所は
目立たない縁の下の力持ち。

北海道は広いから
いくつかの地域に分けて

その中心部分に
役所を集めた。

それが
留萌、倶知安、浦河などだ。

それらの
お役所の街は

管内が元気になると
その街も

地味に元気になるが
決して

前面には出てこない。
本当に、役所みたいだなあと、

倶知安町を思った。
ニセコの陰で

目立たないけれど
確実にニセコを支えている。

そうなんだよね、
お役所の街はそういう街なんだ。

と、
妙に納得した留萌考察になった。

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