日刊せみなりーBLOG

五月晴れ札幌!

更新日:2017/05/31

本日は
所用にて

朝の10時40分から
大通り11丁目にいた。

中途半端な時間だが
11時からロイトンで

大事な方とお会いするので
早めに出たら

早すぎた。
どーしようかな?

と思ったが
あまりの天気の良さに

大通り公園のベンチに座った。
めちゃくちゃ久しぶりだ。

芝生が刈られ
青い匂いがした。

ライラックは
満開だった。

土日は
リラ冷えだったが

今日は、
初夏の気分!

と、
iPadでメールチェックをしていたら

『すみません。
こちらの方ですか?』


関西弁のサラリーマンに

声をかけられた。

『ここに行くには、
どうしたらいいでしょうか』

手には
Googleで印刷した地図。

行きたい場所に
赤いぽってり矢印が。

大通り15丁目と書いてある。
が、なんてたって

字が小さい。
どうせなら、

もっと拡大した地図が
良かった、

と思ったが、
それは私の眼のせいか。

うん?
ここはどこ?

見えないわ。
と思ったのが以心伝心。

『今、多分ここだと思うんです。
一番出口と書いてありますから。』

あ、はいはい
わかりました。

あれ、
ここがどこかがわかったら

歩けるじゃん。
と思ったが、

私は親切なので
そんな雰囲気はおくびにも出さず、

『それでは
ここに今いますから

こう歩いて行って下さい。』
と、地図を指差しながら

話したら
その方は、

石山通りを北に指差して
『こちらに歩けばいいんですね』

と仰った。
行きたいのは、

西であった。
そうか、

方向がわからないのだ!
私はそこで初めて気が付いた。

Google地図では
建物と方向が

わかるようでわからない。
おまけに、

【石山通り】
と言う名前もわからない。

そして
旅行者にとって

この
碁盤の目は

全くもって
方向がわからないと言うことが

わかった。
札幌人にとって

大通り公園は
『ここです!』

だけど、
初札幌の人にとっては

どっちがどっちだ?!
道路は全部広いぞ!

なのだ。

私は
地図から離れ

旧裁判所を指差し
『あちらに向かって歩きます。

あの石の大きな建物を越えると
普通の街並みになります。

どちらから歩いても
行けますよ。』

と、
今度は地図で説明をする。

旧裁判所が
どーんとあるから、

目的地に行くには
回り込まねばならない。

その関西の方は
『やっと方向がわかりました。

ありがとうございました!』
と元気に歩いて行かれた。

私は西新宿で道に迷い
(札幌なら、迷わないのに)

と思ったが、
それは自分が住み慣れ、

見慣れた場所だからだ。
碁盤の目もある意味

わかりにくい街なのだ。
と、

気持ちの良い五月晴れの大通りを
西に歩く旅行者を

見送った。

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