日刊せみなりーBLOG

富山に思う。

更新日:2017/06/15

昨日から
富山市に来ている。

勉強会で来たのだが、
富山市は以前から

とーても
興味があった街だ。

なぜなら
富山市は、

【コンパクトシティ世界先進モデル都市】に
選ばれたからだ。

まあ
難しいことは置いておいて、

はて、
コンパクトシティって

どんなんだ?!
と思ったのだが、

簡単に言うと
公共交通機関を整備して

街を中心として
住民が暮らしていける街。

街を中心に
ギュッと凝縮している感じか。


イメージしてきたのだが、

うーん
やっぱり世界で選ばれる街づくりだった。

バスやちんちん電車が充実しているが、
混む駅前通りは、

チンチン電車が
一本横の道を走っていた。

駅通りを走るもの!
と思い込んでいたので、

タクシーの運転手さんに思わず、
『すごい!』と叫んだほどだ。

で、
街は洗練されていて

ケバケバ感ゼロ。
42万都市だから

もちろんビルもあるけれど
それよりも

小さめな建物が多い感じ。
ブティックが

あちこちに
そっとあるが、

センスがいい。
大人の街だ。

で、
人口の割に外食産業が少ない、

と感じた。
もちろん、

男性が喜ぶ歓楽街もあったけれど、
地域としては狭いし、

お店も小さいお店が
たくさんあって、

綺麗なママさんが
お一人で営業かしら

と思わせる。

今朝は
一人で散歩をしたが

すぐに閑静な住宅街になり
その中に、

商店街があった。
昔からあるようなお蕎麦屋さん、

素敵な家具屋さん、
可愛いカフェ、

お寿司屋さんに
お肉屋さん、

色んなお店があったけれど
寂れている感じが全くない。

でも、静か

で、
その外れに

児童公園と隣り合わせに
神社があった。

多分、
駅まで歩いても

30分はかからないだろう。
ホテルへの帰り道は

駅前通りを歩いたが
そこは、車ビュンビュンの

都会の風景だったへれど
そこにバスと

チンチン電車が融合し
なんとも

心穏やかな気分になった。

私は
時々、街に人格を感じる。

一番は小樽だけど、
この富山市にも、

人格を感じた。
明るく気高く、

一歩一歩進む人。
もともとは、

前田家から
領地を分けて貰って

一から財産をつくってきたところと
きいた。

一人当たりの貯蓄高は
日本一。

質実剛健だ。
そこに、考え抜かれた生き方を見る。

この街の
美しさ、シックな佇まい、

そして、明るさ。

立山連峰の凛とした美しさと
まばゆい夕日が沈む富山湾。

富山は、

あー
こんな人になりたいなあと

思わず思った人格のある街だった。

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