このブログを
ほぼ毎日書き始めてから、

8年半たつ。
ので、

毎年、
またですか？的に

書く話題ができた。
そのひとつが、

夏のクーラー話。
うちの会社は、

木造二階建て、
『もうちょっと、会社らしい会社が良かった！』

と言う社員の意見も
あるが、

『まあ、家みたいでいいじゃない。』
と、言っている。

その家みたいな会社だが
クーラーだけは全室にある。

みんなが仕事をする事務室には、
2台。

天井から
わおーーーーーーーーん

と冷風が吹き出す。
応接室兼入札室と、

社員休憩室には、
家庭用のクーラーが

一台ずつついている。
で、

数日前から、
事務室は午後からは

クーラーON！
となった。

もともと、
クーラー嫌いの私だが、

整形的一病息災後は
これまた、

ありえないほどの寒がりになり、
ただいま、

会社の中で
私の居場所は、

書庫の中だけであるが、
嬉しいほど、

暑い。
北海道でこれだけクーラーが普及したのは、

いつからなのだろうか。

大昔、
カニ族と呼ばれた学生の旅行が流行り、

本州のいとこが、
そのカニ族でやって来た時、

『いやあ、外は涼しいけれど、
喫茶店が、めちゃくちゃ暑い！』

と言っていたのを思い出した。
そうそう、

昔の喫茶店にはクーラーがなくて
戸を開け放していたっけ。

ひと昔前までは、
クーラーの付いていないホテルもあった。

私はそんな北海道の夏が
好きだったのだが。

とブツブツ独り言を言っていたら、
気遣いU君が、

『むつみさんは、夏が好きなんですね？』
と言った。

はい！
暑い夏が大好きよ！

クーラーのないとこで、
冷たいビールをグビッ！

これに勝る喜びはなし！
クーラーの入った部屋でビールを飲むなんて、

邪道だ！
と、思う。

と、言ったら、
『そうですね〜』と

気遣いU君は、
気遣った風にわらった。

あー暑い！
と叫びつつ、

一生懸命仕事をした後は、
爽やかなシャワーを浴び、

冷たいビールをグビッとあけ、
風鈴の音に和み、

冷たいそうめんを頂けば、
これ、至福なり。

これぞ、
正統派北海道の夏である。

因みに、
なぜか、北海道では、

風鈴をあまり見かけない。
が、そこはまあよしとして、

うちに帰ったら、
去年買った風鈴を

再び、
ベランダに吊るそうと

思っている。
お天道の神様、

どうぞこのまま、
暑い夏に北海道を

お導き下さい。
日中暑くて、

朝夕涼しい、
正統派北海道の夏を

願っている。