日刊せみなりーBLOG

誘惑な道。。。

更新日:2017/07/07

小さな誘惑だけど
大きな誘惑に勝った。。。朝。

今朝早く、
共働き教師の三女から

SOSがあった。
『出社する直前まで子供たちを預かって!』

2歳の孫が熱を出したので、
どうしても作らなければならない資料を、

私が出社する前に
学校に行って作ってくるのだと言う。

まだ、
7時前の電話だった。

いつもは手助けにならない私だが、
それならできる。

と、
5歳と3歳の孫を預かったのだが、

我が家から会社までは
歩いて7分、

ギリギリでも、
8時22分までには

孫を迎えに来て欲しい!
と、ヒヤヒヤしていたら、

本当に、
8時22分に、

『お母さん、ごめん!』
と、娘が帰ってきた。

大丈夫〜
と言いながら、

久しぶりにダッシュ!
だが、

久しぶりすぎて、
足はもたもた、

息はゼイゼイ、
膝が曲がったまま、

とたとた走る。
で、すぐに歩く。

いやあ、変だわ。
会社が遠くなったのかしら。

でも、
神様は味方をしてくれて、

珍しく
旧道に車がいなくて、

待たずに渡れたが、

時計は刻々と進み、
私の足は、

遅々と進む。
で、

誘惑の場所に来た。
川沿は、

区画整理なんて
洒落たものはしていないから、

道の向こう側に
会社の道が見えるのに、

そこには
住宅が二棟背中合わせに建っており、

私有地です!
通り抜けできません!

と書いてはいないけれど、
常識人間の私の心には、

札が立っていた。
あー時間がない!

ここを抜ければ会社なのに!
と、一瞬、

走り抜けたくなった。
だって、

そこの二棟とも
住宅横は、

塀もなく、
庭も作っておらず、

砂利も敷いておらず、
もちろん、

アスファルトでもない。
おまけに、

そっち側には
窓もない。が、

昔、我が家の子供たちは、
よく走り抜けていて、

『ダメでしょ!』
と、叱っていた。

と思い出し、
結局、

誘惑に勝って、
ぐるーりと、

道を回って走った。

ゼーゼーぜー
どうにか、遅刻をせずにセーフ!

であった。

うちのマンションにも、
『通り抜け、ご遠慮下さい。』

と看板がある。
あちこちの敷地やマンションにも

同じような看板がある。
自分の敷地を知らない人が通るのは、

いやだもんね。
でも、立場が変わると、

一瞬、通して!
と、思うのも人間だ。

あーあそこ、
道になってくれないかしら。

と、
思う身勝手な私である。

記事一覧