日刊せみなりーBLOG

もうすぐ!

更新日:2017/08/19

我が家のお米は、
赤井川石川農園のもの。

昔、測量士、
今、米作り人の

若い友人が作っている。

色々種類があるが
うちでは、ユメピリカを買っている。

今時は、
農業も農協ばかりに頼らず、

自力で直売売りを
している農家も多いけれど、

石川君もその一人だ。
お米には、

写真入りの手紙も入ってくるし、
Facebookで、お米の近況も

投稿している。
本日の投稿は、

黄色くなってきているお米の話。
一粒かじってみたそうだ。

『まだ、カッシュナッツほどの硬さ。
これがアーモンドほどの硬さになります』

と書いてあった。
9月末には、

新米が取れるそうだ。
つい先日、

田植えをしたような気がしたが、
わさわさと生きているうちに

もうすぐ
稲刈りの時期らしい。

早いなあ。
昔は、今時のお米は、

一番不味いと言ったけれど、
本日届いた28年度産米も

十分、美味しい。
精米がしっかりしているから、

研ぐのも軽く、
ざるで水を切る。

水は少なめで
十分にうるかし、

11年前に買った炊飯器で炊く。
せっかちなので、

いつもは、超高速!20分。
お寿司の時は、超美味45分。

どちらも美味しい。
炊き上がるとすぐにお櫃に移す。

お櫃も、
10年選手だ。

お櫃は、
洗って乾かしても

黒いカビが生えるのが嫌だったが、
いつぞや、三越の食器売り場で

秋田杉の職人さんが教えてくれた。

『今時の人は、お櫃の扱いを知らない。
洗ったら、熱湯をかけて、

上向きにしておくんだ。
伏せるから、カビが生える。

水分は蒸発したら、
上にいくだろう?』

頑固オヤジで有名な職人さん。
いつか、

杉わっぱのおひつを買うのが夢だが、
かなりお高いので、

普通のお櫃。
それでも高かったけれど、

11年たっても、
まだ、活躍中だから、

元は取ったか。

私は、実はお米が嫌いだった。
本当にたまにしか、

食べなかった。
でも、石川君のお米を食べるようになって、

お米が好きになった。
美味しいお米と

美味しい塩で作る塩おにぎりは
何よりのご馳走だ。

私は、農家はできなくて、
土いじりも苦手、

虫が来たら
飛び上がる。

でも、
毎日、一生懸命仕事をして、

一生懸命、生きている。
そしたら、

一生懸命、
お米を作っている農家さんが、

『もうすぐ、新米が取れますよ。』
と、教えてくれる。

みんな、みんな、
自分の仕事だ。

世界中のみんなの仕事で
みんな、みんな、生きているんだなあ、

と、
新米の便りが届くと

いつも思う。

記事一覧