日刊せみなりーBLOG

ここまで普及すると。。。

更新日:2017/08/24

一本気Oさんは
環境計量士。

振動や騒音を調べる。
で、

今回は自分でプログラムを組み、
『調査が終わって、

ここにポンポンとすると
出来上がるはず!

ですが、
頭が沸騰してきた!

ねあかのTさん、
一緒に一休みしましょう!』

と、
休憩室に降りてきた。

ふーん、すごい。
できちゃうんだわねえ、

そんなこと。
私は苦手意識が強くて、

パソコンに触るのは、
誰でも出来る事だけ。

なので、
難しいことは

できる人におまかせだ。
なんてったって、

昔看護婦だったから。
もっとも、

そんな言い訳は
効かない時代。

私が入院していた病院も
看護師は、

パソコンが乗ったワゴンを押してくる。
『中野さん、痛み、どうですか?』

それが〜〜
と、話し始めるのと同時に、

パソコンを打ち始める。
たいしたもんだ。

『看護婦さん、今、日誌を書いたら、
残業がなくなるね。』

と言ったら、
『それがそうでもなくて、

結局残業なんです。』
と、言っていたっけ。

患者を回るときもパソコンを持ち、
残業はパソコンの前。

看護師さんも大変だあ。
私が看護婦になった40年前、

病棟には、
まだパソコンはなかった。

私が務めた病院は古くて
パイピングと呼ばれる、

酸素や吸引機が壁に付いていて
さっと酸素吸入や吸引が出来る装置もなく、

患者さんが急変すると
重い酸素ボンベを押しながら、

病棟を走らねばならず、
そんな病院だから、

病棟に機械らしいものは
人工呼吸器くらいだった。

それも
今のように立派なものではなかった。

そして、
事務室には

コンピューター室が隔離され、
超冷やされた部屋となっていた。

『コンピューターって、
あったまるとよくないんだって』

そんな時代だった。
それが気がつくと、

パイピングはすべての部屋にでき、
パソコンは、

各詰所に一台ずつ。
検査結果や検査の予約は

そのパソコンでするようになった。
でも、しょっちゅう、ハンストを起こし、

『いやだあ、うごかない〜〜』
と、事務方を呼んでいた。

それが
今では、詰所、

いえ、
スタッフルームに

何台もパソコンが置かれ、
そのほかに、

持ち歩き用のノートパソコンも
数台ある。

看護師さんの打ち込む速さは
うちの社員たちにも負けていない。

人間相手の仕事に向いている人は
機械が苦手!

は、
私の持論だったけれど、

全くもって
そんなことはない。

いい看護婦さんも
パソコンが上手だった。

因みに、
うちの環境計量士一本気Oさんは

機械も好きだけど
人付き合いもおしゃべりも好き。

明るく元気だ。

昔は、
マニアックと言われていた事も、

普通になったのだなあ、
と、私もパソコンの前に座っている。

記事一覧