日刊せみなりーBLOG

机と書棚

更新日:2017/08/27

父が亡くなって11年、
そのままだった書斎の机と書棚を、

夫が貰うことになった。
会社で使っているハリマオウN社長の机も、

創業者である亡き父が
買ったものだ。

会社の机は大型で
いわゆる社長机だが、

自宅の書斎にある机は、
手作り品。

中々、いい感じだ。
ついでに、

ジュータンも貰った。
ずいぶん長いこと使っていたが、

多分、良いものなのだろう。
傷んでもいなくて、

日光の下で干し、
ダイソン掃除機でガッツリ吸って、

夫の部屋に敷いた。
あとは、

机と書棚だが、
いっぱい物が入っていて、

まずは断捨離からだ。
ものぐさの私は、

全て夫任せ。

『お父さんは、
切手とコインも収集していたんだな。』

と、夫が言うので、

『うん、お姉ちゃんが帰ってきたら、
相談する。』

という感じ。
困るのは、本。

『ブックオフに持っていくと言っても、
段ボール箱にいくつにもなるぞ』

そうなのよねえ。
ブックオフって、取りにきてくれるのかな。

本は、趣味というか
好き嫌いが出る。

父が亡くなって
11年もたつのだから、

あまり考えず、
自分に必要なものだけとっておき、

あとは、
始末しよう。

と私が言えば、
『この本だったら、Yが喜ぶんじゃないか?』

と、孫に送ろうとする夫。
『邪魔になるだけ!』

と、阻止する私。
こんな言い争いを繰り返しつつも、

未だ、
書棚の片付けは終わらない。

いやはや、
中々、大変だ。

雪が降る前に決着を
つけたいと思っているが、

昨日、夫が言った。
『椅子は、買ってくれないか。

今使っている椅子は
ガタがきている。』

父が使っていた椅子は
姉が形見に持って行っていた。

『そうだね、どんな椅子がいいの?』
と聞くと、

『会社でみんなが使っている椅子!』
と即答だった。

今年の春、
社員用の椅子は、

腰を傷めない椅子に変えていた。
ハリマオウN社長は、

『立派な社長椅子があるでしょ』
と、買っていなかった。

なあるほど、
了解ですよ。

では、
机と書棚が入ったら、

買いに参りましょう!
ファクトリーの中の、

事務用椅子展示館へ。

父が残した手作りの机と
仕事用の椅子は、合うのかな?

とも思うけれど、
使い勝手が一番か。

これで
会社でも自宅でも、

ハリマオウN社長は
創業者の父の机と一緒だ。

私の父を
大事に思ってくれる夫で

きっと私は、
幸せ者なのだなあ

と、思った。

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