日刊せみなりーBLOG

仕方がないこともある!

更新日:2017/09/05

お泊まり現場組が帰ってきた。
おお、時間は17時。

『よかったね!早く終わって!』
と、二階の窓から叫ぶ。

『はい!』
気遣いU君の優しい声だ。

使った車は、ハイエース。
会社の狭い路地をバックで進入し、

グビッと曲がって、
車庫の前に止めるのは、

中々腕が試される。
『オーライオーライ!あ!ダメダメ!』

こんな感じだ。
何せ、社員の車も とめている。

誰の車にぶつかっても、
キャハッ!である。

もともと、
会社をつくるつもりで、

父がこの土地を
買ったわけではない。

色々あって、
『じゃあ、奥の土地に社屋を建てるか?』

となった。
最初は、社員数も少なく、

駐車場も足りたが、
そのうち社員が増えて、

ギチギチとなり、
『腕自慢の人?!』

が、
集まる会社となった。

うちの会社に毎日出社していたら、
運転の腕も上がるのだ。

もっとも、
自家用車で侵入できなかった人は、

女性の編集者さんくらいか。
いろんな人が出入りをする会社なのだ。

この時は冬で
なぜか、隣の塀に引き寄せられて、

『すみません、どうにか助けてください!』
となった。

その狭い路地が
冬はもっと狭くなる。

昔、バブリーな時代、
北海道は、

ロードヒーティングばやりとなった。
うちも、この膨大な広さを、

ロードヒーティングにした。
が、

それも、
灯油の高騰で終わりになった。

昔は、
灯油は安かったのだ。

そこから、
雪かきが始まった。

うちの会社に
来たことがある方たちは、

路地の狭さと
『ここを雪かきすんの?!』

と思う駐車場の広さに、
びっくりされる。

で、
今年もその雪かき準備が始まった。

まずは、
雪の重みで潰れた物置を

断捨離させてもらうことにした。
そして、

その中にあった、
【ロードヒーティングのボイラー】の処遇で悩んだ。

捨てるべきか
生かすべきか

このボイラーで溶かせる場所は、
駐車場の一部だけ。

でも、
何かの時、

一部だけでも溶かせたほうが、
いいのではないか?

うちの会社は、
雪かき話に事欠かず、

毎年、感動話、笑い話が生まれるが、
精神論が、効かないこともある。

と、
少々お金がかかるが、

ロードヒーティングは
一部だが、

生かすことになった。

狭い路地を拡幅はできないけれど、
どうしても時間が取れない時の、

緊急ロードヒーティング。
昔の設備が、

助けてくれることも、
あるかも知れない。

あと、
2ヶ月で雪の話題が登り始める。

狭い路地と広い雪かき面積、
我が社の土地的特徴の一つである。

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