日刊せみなりーBLOG

世界のニセコは?

更新日:2017/10/07

ニセコは
なぜ、世界のニセコになったのか?

から、
経営を学ぶ!

と言う勉強会に参加した。
数年ぶりのニセコだったが、

その世界ぶりは
また進化し、

明らかに
外国になっていて、

ヒラフは
建設ラッシュだった。

もちろん
オーナーは世界の大富豪の皆様で、

世界各地の高級リゾートに
同じようなコンドミニアムを持っており、

投資!と言う気負いは少ないらしい。
因みに、

ただいま売り出し中のコンドミニアム、
6LDKのお値段は、

7億とか。
いやああ、世界が違いすぎて!

だが、
この世界のニセコは、

一人のオーストラリア人ロスさんが、
ニセコに来たことから、

始まった。
普通のバックパッカーだった彼は、

ニセコの自然を生かした商売をしようと、
ラフティングを始め、

そして
様々の縁で

オーストラリアの友人二人も
ニセコに!

そして、
ニセコのパウダースノーを

オーストラリア人に
広めたと言うが、

最初に来たオーストリア人は
10名。それが、

200名になった時から
急激に増えたという。

でも、
これは、

ロスさんだけの力ではない。
倶知安を、ニセコを、

どうにかしたいという思いの日本人たちが、
様々な縁で集まり、

ロスさんをはじめ、
オーストラリアの人たちと

人間同士の付き合いの中で、
徐々に、

世界のニセコが
出来上がっていった。

お話を聞いていて、
誠に人の縁は不思議だと思った。

その当時、
ニセコは、スキー客が減り、

斜陽の時代。
夢は大きかったけれど、

まさか
こんなことになるとは!

である。
今、ニセコのすべての価格は、

世界のリゾートを基準に決められ、
カツカレー1800円、

蟹ラーメン3,000円。
スキー場の共通リフト代も、

7000円と高い。
本当は、世界水準15000円にしたいのだが、

それでは日本のスキーヤーが
これないので、

どうにか
頑張っているという。

ちなみに、
ニセコスキー場のうち、

日本人(企業)所有は、
アンヌプリスキー場のみ。

中央バスさんが所有していて、
昔のいこいの村を町から譲り受け、

温泉旅館を継続している。

勉強会の最後に言われたのは、
『日本人のスピードが、

外国人に比べて、
非常に遅い。

それは、
大企業も同じ。』

という事だった。
でも、世界基準のスピードで

売買と開発が進んでいるニセコの
中心にいるのは、

倶知安の中小企業の
経営者たちだった。

自分の地域を諦めず
頑張って行けば、

必ず
芽が出てくるのではないか、

と思わせてくれる勉強会だった。
北海道は、宝の山なのだから。と。

記事一覧