日刊せみなりーBLOG

本日も目から鱗!

更新日:2017/10/11

うちの会社の相談役中川絃穂は、
私の叔母だが、

ただいま入院中。
で、久しぶりにお見舞いに行った。

昔から
なんだかんだと私が話すと、

端的な答えが返って来ていたが、
本日は、

小樽に作ったNPOの話をした。
そして、

『それがね、日本人の中に
中国人に対する偏見があるようで、

小樽の建物を買いたい人がいても
うまくいかないの。』

と、
私が言うと、

叔母は、

『向こうはそうは、
思っていないんだけどね。』

と言った。

『え?それは、中国人は、
日本人が中国人を嫌ったり、

偏見を持っていると思っていないこと?』
と聞き返すと、

叔母は、
『そうだよ』

と答えた。
叔母の中川は元気な時、

中国の黒竜江省に、
北海学園の先生と一緒に行っていた。

もちろん、
まちづくりや公共事業について

あちらの役所の方に
お話をする講師としてだ。

だから、
中国の事は詳しくて、

中国留学生の面倒も見ていた。
その叔母が言うのだから、

間違いない。
なんだか、

目から鱗だった。
中国人に対する日本人の目は

厳しいと思うが、
中国人は、そうは思っていなくて、

日本が好きだから
日本に観光に来て、

日本で別荘を持ちたいと思うのだ。
国同士のいざこざは別にして、

個人としては
親日が多いから、

こんなに中国本土からの
観光客も多いのだ。

当たり前といえば
当たり前のことなのに、

自分の中に偏見があると
相手も自分のことを嫌っていると

思うから、
余計に嫌いになるのか。

そりゃあ、
歴史的なことがあるから、

日本をよく思っていない中国人も、
いるだろうけれど、

とにかく
日本になんども来るような中国人は、

日本も日本人も好きなのだ!

そう気がつくと、
私の中にあった偏見も、

スーと消えた気がした。
すべては自分の意識が作り出したもの、

と言うけれど、
ほんとだなあ。

白人だと寛大になり
良い人に見えたり、

中国人だと
目線が厳しくなる。

ニセコの司法書士の方が
仰っていた。

中国人が土地を買い占めて、
水源地を抑えていると言われるが、

そんな事は一つもなく、
デマですよ。

中国人の大富豪が
広大な土地を買うのは、

そこに別荘を建てて
馬で走る土地が

欲しいだけですと。

スケールがデカすぎて
私たちの理解できない世界なだけだ。

因みに、
デマを流しているのは、

世界中の人らしい。
世界の大富豪が、

ニセコリゾートに集まるので、
色んなデマで対抗!と言うのだ。

ふーん、すごいねえ。
なんでも聞いてみないと、

わからないものだ。

叔母の中川の審美眼は
健在だった。

偏見は、
目を曇らせると、

学んだ次第だ。

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