日刊せみなりーBLOG

ちょこっと考察、雪と樹々について。

更新日:2017/10/23

雪が降った。
当たり前にベチャベチャ雪だ。

あー冬か。
と、

ハリマオウN社長がため息。

ため息をつくと
幸せが逃げちゃうよ!

と言おうと思ったけど、
やめた。

きっと
ため息を、

つきたい気分だったのよねー

で、
二人で定山渓方面に車を走らせた。

ら、
裏道の樹々が倒れかけ、

道路に、
しなってきていた。

あーやっぱり。
何年か前、

10月に大雪が降った時も
樹々が倒れたり、しなったりした。

落葉前に雪が降ると
葉っぱの上に雪が積もり、

その重さに樹々は、
耐えられなくなり

折れるのだ。
落葉樹は、

寒い雪が降る地方に多いが、
それは、葉っぱを落とすことで

樹々が雪の重みに
耐えられるようにできている。

葉っぱは薄いが
落葉するまでは、

枝にしっかり付いていて、
雪が乗っても、

葉っぱが落ちないほどだ。
でも、秋になり、

紅葉が始まると
そのうち、

ひらりひらり
と、静かに落葉し、

冬芽を蓄える。
そこに、雪が降ってきても

細い枝に縦に積もる雪は
重くなく、

樹々は十分に耐えられる。
で、

雪が溶けて春になると、
樹々は冬芽から、

待ってました!
と、葉っぱを出す。

本当に
自然はよくできている。

だから
落葉前に雪がたくさん降るのは、

自然の法則に反している。
と、私は思う。

自然の法則と樹々と言えば
雪が深い地方では、

庭木に雪囲いをしないそうだ。
雪囲いをすると

雪の中で、
木々が蒸れてしまうのだとか。

これは旭川で聞いた話だが、
旭川は雪が多くて凍れるので

サラサラ雪が
どーんと積もる。

サラサラ雪は軽いから
雪の下でも庭木は潰れず、

雪の中は暖かいから、
雪囲いがなくても凍れない。

ちなみに
針葉樹は、

カラマツなどの落葉針葉樹を除き、
葉っぱは落ちないが、

雪が乗っても
びくともしないから、

雪国仕様の木なのね〜
と、思う。

クリスマスは
もーみのき♪もーみのき♪

だから
世界的に雪国は針葉樹だ。

自然はすべて
自然の法則で成り立っているのねー

と、
改めて思う。

雪の重みで
倒れる樹々は、

『人間の皆様、
これって、やばいと思うんですけど』

と、
言ってくれているのかも!

それにしても、

葉っぱ自体は、
雪の重みで落葉することはないので、

紅葉が美しい定山渓の山々に
雪が積もり、

これまた
美しい景色になった。

うちの会社に入るまで、
ナナカマドに花が咲くことさえ、

気が付かなかった私なのに、

雪と樹々の話までするようになるとは、
なんとも不思議な感じである。

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