日刊せみなりーBLOG

優しいですが。。

更新日:2017/11/11

近頃の夫婦揃っての休日は、
私の母と叔母を訪ねる孝行日。

夫は、
運転手を兼ねて

一緒に行動をしてくれるが、
本日は、

母のマンションで
『何故だか、下の入れ歯が見つからなくて』

と言う母の困りごとを聞き、
夫が母のベッドの下から、

見つけ出してくれた。

『お母さん、
婿さんが入れ歯を見つけてくれたよ。』

と母に言うと、
『助かったわ、かおるちゃん。

入れ歯がないと困るから。』
本当にそうだわ。

きっと、夜中にいずくて
外したんだね。

母の後は
定山渓病院に入院中の叔母のところへ。

私が叔母についている間、
夫は車で読書。

私の気がすむまで
待っていてくれる。

なんとも優しい夫である。

そして、
この優しさは

思わぬところにも
現れる。

我が家には
仏壇がないので

亡くなった夫の両親、私の父、
そして、私の叔母夫婦の写真を

居間に置いており
その前には、今年に入ってからは、

欠かさず花を飾っているのだが、
今朝見ると、

花が写真の横に移動していた。
夫いわく、

『写真が見えないだろう』

いえいえ、
これは、お父さんやお母さんのために、

飾っているのよ。
だから、花を写真の前に置いてるの。

と言ったら、
『そうか』

と、
夫は、

花を写真の前に戻した。
花瓶の前を写真の方に向けて。

いやいや、
かおるー

気持ちはわかるけれど、
花は、生きている人が、

見て美しいように
置きましょうよ。

夫は、
理屈が合わない風な顔をした。

たしかに、
亡くなった父たちのために飾るのなら、

花は、写真から見て
美しいように置くべきか。。。

と思ったが、
やっぱり花は、

生きている私たちの方に
向けた。

人の優しさは
色々だ。

若い頃、
どちらの仕事を優先させるか!

で、
よく夫婦喧嘩をした私たち。

共働きだから
家事の分担でも揉めた。

今は会社でも
怒り役はむつみさんで、

ずるい!と
喧嘩にもなるけれど、

基本的に
ハリマオウN社長は

優しい人なのだ。
と、思う。

私に付き合い
たまの休みは、

私の母と食事をし、
無くした入れ歯まで探してくれる。

そんな夫は
そうそういないと

わかってはいるが、
それにしても、

花を写真から見て
美しいように置く感性、

やっぱりちょっと
変わっているかなあ、

と思う、
今日この頃である。

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