日刊せみなりーBLOG

ハリーアップ症候群?

更新日:2017/12/19

先日、
女性経営者の集まりで、

司法書士の先生から面白い話を聞いた。
その先生も、

セミナーで聞いたというから、
聞いて聞いたお話か。

それは、
飛行機事故の現場を、

統計的に調べた結果だと言う、
「ハリーアップ症候群」

これは、
人間は急かされると、

間違いを起こしやすくなる。
と言うのもだった。

なるほどねえ、
納得納得。

だったが、
実はこれ、

人から急かされるだけでなく、
自分の「急く」場合も当てはまるらしい。

思うに、
急ぐと、急くは違うのだろう。

例えば、
急ぎの仕事があり、

あと30分で仕上げなければ!
の時、

実はものすごい集中力が働き、
頭は回転し、

やった!と出来上がる。
で、こう言う時は、

間違いが少ない。
でも、

「これ、あと、30分で、
持って行かなくちゃあならないのよ!

急いでよ!
あ、そこ違うでしょ!

早くしなよ!」
と急かされている時、

びっくりするほど
間違いが多い。

多分だが、
能動的に急いでいる時は

集中力が働くけれど、
だれか、他のものに、

急がされていて、
自分の仕事になっていない時、

人は間違いが多くなるのでは?
と思った。

それともう一つ、
やっぱり、

その仕事に熟練しているか否か、
も関係するかも知れない。

看護婦時代、
私は救急車の音がなると、

アドレナリン噴出で、
さあー行くわよ!

どんな病気なの?
怪我?

と、
その緊張感が、

とても好きだった。
先輩の看護婦さんに、

『それは看護とは関係ないことですね』
と怒られたが、

まあ、好きなので仕方がない。
まさに、『急ぐしかない状態』で、

医師からは次々に指示が出て、
それをこなすだけでなく、

先読みして動く。
これがまた、好き。

だから、
状態としては、

急がされている状態なのだが、
仕事に熟知し、勉強もし、経験も積み、

能動的になると、
急がされる。が、急ぐ。

に変わる。
あ、思い出した。

できる医師は、
慣れない看護婦を決して急かさない。

自分ができるからもあるが、
多分、急かす方が間違えることを

知っているのだろう。

で、自分の事を考える。
もちろん、

急かしてはいないか?
であるが、

いやああ、
急かすなあ、

特に、
ベテランのホンワカH君のこと。

まったくう!
の急かし放題だ。

そうだ、
もう一つ、ハリーアップ症候群には、

条件があると思う。
たとえ、

熟練者で能動的であったとしても、
優しい人は、

急かされやすい。
我が道をゆく!人は、

影響を受けにくい。

と、わかったので、
これからは、

決して、急かさず、
急ぐようにしようと思っている。

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